フィンランドの抒情詩集『カンテレタル』の詩を現代感覚で歌う
- アーティスト:カイヤ・ヴィータサロ
- レーベル:ALBA
- 品番:NCD-57
- ジャンル: ジャンル クラシック 現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:56:47
フィンランドの抒情詩集『カンテレタル』の詩を現代感覚で歌う
『妖しげなカンテレ』
ユッカ・リンコラ(1955–): 組曲《呪文(Loitsut)》(2013)
組曲《妖しげなカンテレ(Outo Kantele)》(2010)
女声合唱団 KYN カイヤ・ヴィータサロ(指揮)
パヌ・サヴォライネン(ヴィブラフォーン)
ヨハンナ・ユホラ(ハーモニカ)
キルモ・リンティネン(ピアノ)
録音:2017年4月1日、9月16日、2018年2月3日 Finnvox Studiot(ヘルシンキ)、
2017年10月26日、2018年2月8日 Studio Freda 制作: ティモ・レヘトヴァーラ、ミルヤ・ミケラ
録音: マッティ・フレドリクソン
★ヘルシンキの商科大学(現、アールト大学商学部)の女声合唱団 KYN(キュン)は、バラード、フォークソング、ジャズといったジャンルの音楽をレパートリーとするユニークな活動で知られます。『新しい始まり(Kynnyksellä)』(ABCD223)『あなたにお話しするなら(Jos minä puhuisin sinulle)』(ABACD15)に続く Albaレーベルへの新録音は、ユッカ・リンコラ Jukka Linkola(1955–)の「ルーツを共有する2つのストーリー」です。リンコラは、ジャズ・ピアニスト、ジャズとクラシカルの作曲家としてフィンランドを代表する音楽家のひとり。KYNとリンコラのコラボレーションは1990年代から始まり、彼の音楽は合唱団の活動に欠かせないレパートリーになっています。2つの作品はいずれもリンコラ自身がテクストを書きました。《呪文》は、フィンランドに古くから伝わる呪文とシャーマニズム的なルーネソングに、リンコラがミシガン州のスペリオル湖を訪れた際に出会った、自然への愛をユーモアたっぷりに歌ったアメリカ先住民の歌が重ねられています。〈石の呪文(Loitsu kiville)〉〈呪文の創造(Loitsu synty)〉〈オッツォの呪文(Loitsu Otsolle)〉〈空の熊(Karhu taivaalla)〉〈魚釣りの呪文(Kalastusloitsu)〉〈サウナの呪文(Kylvetysloitsu)〉〈幸運の呪文(Loitsu pelionnelle)〉〈手の呪文(Loitsu käsille)〉〈感謝の歌(Kiitoslaulu)〉。《妖しげなカンテレ》は、〈妖しげなカンテレ(Outu kantele)〉〈悪は善を知らない(Ei pahat hyvästä tiiä)〉〈おいで(Tule)〉〈歌って子供を寝かしつける(Laulan lasta nukkumahan)〉〈カッコウ(Käki)〉〈貧しい者の定め(Armottoman osa)〉〈踊りの歌(Tanssilaulu)〉の7曲。フィンランドの抒情詩集『カンテレタル』の詩をリンコラが自由にアレンジしたテクストが歌われます。