Multiquarium Big Band Feat. Bireli Lagrene / Remembering Jaco
1. Introduction by Peter Erskine
2. Used To Be a Cha Cha
3. Barbary Coast
4. Interlude #1 by Peter Erskine
5. Liberty City (intro) / Invitation
6. Continuum
7. Kuru / Speak Like a Child
8. Interlude #2 by Peter Erskine
9. Teen Town
10. Three Views Of a Secret
11. Palladium
12. Conclusion by Peter Erskine
13. Fanny Mae
メンバー:
« Multiquarium Big band » feat. Biréli Lagrène(b), André Charlier (ds) and Benoit Sourisse (p)
★フランス屈指のビッグ・バンドである Multiquarium Big Band によるジャコ・パストリアスのトリビュート・プロジェクト。注目は、なんと言っても、ビレリ・ラグレーンをフィーチャーしていること!!
★1966年生まれで、今や押しも押されぬベテランであるビレリ・ラグレーンは、マヌーシュ-ロマの家庭に生まれ、ステファン・グラッペリほか、数々の大御所アーティストとも共演。マヌーシュ・スウィングのフィールドにおいて、現代の中心人物としてあまりにも大きな存在ですが、まだ少年という歳でシーンに登場して即、神童と言われたアーティスト。14歳にしてモントルーの舞台に立ち、19歳にしてジャコ・パストリアスと出会い、1年半に渡って共演し、ツアーにも参加して作品もリリース。本プロジェクト(本作)では、そんなビレリが、ギターではなく、フレットレス・ベースを弾き、ジャコの役を演じるというから画期的です。
★そんなビレリ!超絶技巧は、お馴染みですが、それにしても、これは凄い演奏!ジャコが、晩年、自分の夢を現実化させたビッグ・バンド、”ワード・オブ・マウス・ビッグ・バンドで演奏した名曲“リバティ・シティ”“インヴィテーション”“コンティニウム”そして”ティーン・タウン”、“スリー・オブ・ア・シークレット”・・・!といった数々を取り上げているわけですが、このテクニックとグルーヴ感は、悶絶もののカッコよさ!シャッフル・ブルースの“ファニー・メイ”まで、ほんとため息が出ます。
★演奏の合間合間には、ウェザー・リポート、そしてワード・オブ・マウスのドラムを努めたピーター・アースキンがジャコについて語るという粋な構成も・・・・・!
★このバンドでは、2018年にいくつかのライヴもあり、その映像が、YouTubeにアップされていますが、その映像をみても、圧巻の一言。フルで演奏を聴ける作品の登場は嬉しいかぎりです。