ヴィヴァルディ:3つの声のためのセレナータ

ヴィヴァルディ・エディション第70作目!
美しいアリアに満ちた
3人の登場人物が織りなすセレナータ

  • アーティスト:アンドレア・ブッカレッラ、アブコルディス・アンサンブル
  • レーベル:NAIVE
  • 品番:OP-7901
  • ジャンル: ジャンル クラシック 声楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

ヴィヴァルディ:3つの声のためのセレナータ RV 690



アンドレア・ブッカレッラ(指揮、チェンバロ)
アブコルディス・アンサンブル
マリー・リス(ソプラノ/エウリッラ)、ゾフィー・レンネル(メゾ・ソプラノ/ニース)、アンチオ・ゾルツィ・ジュスティニアーニ(テノール/アルシンド)
録音:2022年6月4-7日、リーエン(スイス)
★18世紀の声楽ジャンルの「セレナータ」といえば、祝祭、誕生日、政治的イベント、あるいは結婚などといったお祝い事で演奏されることが多く、神話を題材とするものを指します。野外で(ごく稀に簡単な舞台を伴う)、松明の明かりのもとで演奏されました。2部構成をとり、合間に聴衆は飲み物などを手にします。ヴィヴァルディは全部で8つのセレナータを作曲したとされていますが、手稿譜が現存しているのはそのうちの3曲のみ。その中で、このRV 690はフランスの貴族トゥレイユ氏が、平民との女性との自身の結婚を祝うためにヴィヴァルディに発注したと考えられています。このセレナータのストーリーは、妖精のエウリッラが羊飼いのアルシンドにアプローチするが、アルシンドは妖精と羊飼いという身分の違いから、本気ではないと考え拒絶する。しかし、アルシンドがエウリッラの思いに気づいて心を開くと今度はエウリッラが彼を拒絶する、というなんともいえないものですが、これは貴族と平民との結婚を暗喩していると考えられます。美しいアリアがそろい、『テウッツォーネ』『ティート・マンリオ』にもこの作品のアリアが転用されています。
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