ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[10]北ドイツ放送交響楽団編 ブラームス:交響曲第3番・第4番、モーツァルト、リゲティ

Profilの名盤を丁寧にSACDハイブリッド化!
1作ずつじっくりと向き合って味わいたい〈ヴァント 不滅の名盤〉
完璧に設計された壮絶さ。北ドイツ放送響との到達点であるブラームス第3・第4
妥協なきスコアの読みが冴え渡る「ロンターノ」もぜひお試しあれ!

  • アーティスト:ギュンター・ヴァント、北ドイツ放送交響楽団
  • レーベル:ALTUS
  • 品番:PALTSA-019/20
  • ジャンル: ジャンル クラシック 交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2SACD Hybrid
  • その他の製品情報:国内プレス
  • 付属品:日本語帯・解説付

TRACK LIST

ギュンター・ヴァント 不滅の名盤[10]
北ドイツ放送交響楽団編


[Disc1]
①モーツァルト:フルート協奏曲第1番 ト長調 K. 313
②ブラームス:交響曲第3番 へ長調 作品90
[Disc2]
③リゲティ:ロンターノ
④ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98

ヴォルフガング・リッター(①フルート)
ギュンター・ヴァント(指揮)
北ドイツ放送交響楽団
ライヴ録音:①1988年12月/ハンブルク、②1990年2月14日/ケルン、フィルハーモニー、③1987年/ハンブルク、ムジークハレ、④1990年12月17日/ハンブルク、ムジークハレ
★Profilレーベルのヴァントの名盤がSACDハイブリッド化!Altusレーベルがライセンスし、このハイブリッド盤のための最新リマスタリングを施して製品化。CD層・SACD層共にかつてないほどリアルな音質が追求されています。
★ヴァントの手兵にして最強コンビである、北ドイツ放送響とのシリーズが始まります。まずは90・92年録音のブラームス4曲を2タイトル分売!BMGのセッション盤(82-85年)とライヴ盤(95-97年)、2つの全集の中間に位置する、発売時大きな話題となった音源です。91年に北ドイツ放送響の首席指揮者を退いたヴァント、その後もオーケストラと良好な関係は続き多くの名演を聴かせましたが、この時代は当コンビのひとつの到達点と言える響きを持っています。ヴァントの意図を完璧に汲み取り見事な反応で応えるオーケストラに痺れる、素晴らしい名演揃いです。
★第3番は第2楽章がことのほか美しく、歌がどんどんとオーケストラに広がっていく様は聴いていて惚れ惚れします。両端楽章は激しくアヴァンギャルドな部分と穏やかな部分の交替が聴きもので、熱を帯びた和声の移り変わりが魅惑的。紆余曲折のすべてが天上の響きに昇華され消えていくラストの説得力も抜群です。
★第4番は第1楽章のためらいがちで繊細な開始が見事ですが、ヴァントの中には確固たるテンポ感があり、音楽がむくむくと湧き上がって充実したコーダに至るまで見事に構築されていきます。第3楽章の力強く引き締まった響きと、それをはるかに超える充実度を持ってしまう第4楽章もさすが。フルート・ソロから始まる静かなセクションが再び熱を帯びてきて、ラストでは殆ど壮絶の極みというところまで巨大化していくパッサカリア後半は凄まじいの一言です。
★カップリングには北ドイツ放送響の首席奏者リッターによるモーツァルトの協奏曲と、貴重な録音であるリゲティの『ロンターノ』を収録。モーツァルトは一時の清涼剤のように颯爽とした、それでいて気品ある響きにあふれています。そしてリゲティでは現代音楽にも妥協なく果敢に取り組んだヴァントの、徹底したスコアの読みが冴え渡ります。根幹にある歌を大切にしながらも厳しく音楽を探究していくヴァントの姿勢はブラームス演奏と全く同じものであり、逆にブラームスの音楽が持つ前衛性にも改めて気づかされるでしょう。解説書には指揮者・坂入健司郎氏による書き下ろし原稿を掲載しています。
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