ピエトロ・トッリ:トラストゥッリとアリア

巧みな声楽書法がさえわたる
宮廷の楽しみに書かれた知られざる作品

  • アーティスト:ダニエラ・ドルチ、ムジカ・フィオリタ
  • レーベル:PAN CLASSICS
  • 品番:PC-10417
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:77:16

TRACK LIST

ピエトロ・トッリ(1650-1737):トラストゥッリとアリア

①歌劇『アデライーデ』序曲
②歌劇『アデライーデ』より アリア«A turbar l’ondoso regno»(バス、弦楽、通奏低音)

《トラストゥッリ》
③アリア«Se un guardo»(バス、ヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音)
④アリア«V’amo, si»(ソプラノ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音)
⑤レチタティーヴォ«Le nymphe più vezzose»&アリア«Con placido incanto»(バス、リコーダー2、通奏低音)
⑥アリア«Trafitto ho il seno»(バス、ヴィオラ・ダ・ガンバ2、通奏低音)

⑦『il torneo Già dall'Isser ameno』より レチタティーヴォ«Ho pregi anch’io»&アリア«Nelle stragi più funeste»(ソプラノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音)
⑧『Torneo Figli de monti』より アントレ. アレグロ

《トラストゥッリ》
⑨レチタティーヴォ«Non v’è nube»&アリア«Di vulcan nelle prigioni»(バス、リコーダー2、通奏低音)
⑩アリア«Per dar sfogo»(バス、ヴィオラ・ダ・ガンバ2、通奏低音)
⑪アリア«Ah, languido il mio seno»(ソプラノ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音)
⑫アリア«Si, si vendicare»(ソプラノ、ヴァイオリン、通奏低音)

⑬歌劇『アマディス』序曲
⑭歌劇『アマディス』より アリア«Su spirti venite»(バス、弦楽、通奏低音)

《トラストゥッリ》
⑮アリア«Quanto dura ormai»(バス、ヴィオラ・ダ・ガンバ2、通奏低音)
⑯レチタティーヴォ«Con insoliti fregi»&アリア«Non si scorge più dipinto» (ソプラノ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音)
⑰アリア«Sonno amico»(ソプラノ、ヴァイオリン2、通奏低音)
⑱アリア«Aurette flebili»(ソプラノ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音)
⑲アリア«Lascino li il mio desio»(バス、ヴィオラ・ダ・ガンバ2、通奏低音)
⑳レチタティーヴォ«Volano»&アリア«I molli Zeffiretti»(ソプラノ、オーボエ、通奏低音)

㉑歌劇『ルーチョ・ヴェロ』より アリア «Vincitore che vinto ti rendi»(ソプラノ、弦楽、通奏低音)

クリスティーナ・グリフォーネ(ソプラノ)
ホセ・コカ・ローザ(バス)
ダニエラ・ドルチ(チェンバロ、指揮)
ムジカ・フィオリタ
録音:2019年9月25-29年/バーゼル、アドゥラム・カペレ
★ピエトロ・トッリ(1650-1737)はバイエルン選帝侯マックス・エマニュエルとその息子カール・アルブレヒトに半世紀近く仕え、20ほどのオペラや宗教音楽・世俗音楽など数多くの音楽を作曲し、ミュンヘンをウィーンに負けない音楽の中心地にしました。その作品群の中でひときわユニークなものが「戯れ」「お遊び」といった意味を持つ『トラストゥッリ』です。この作品は20世紀に再発見され、1978年にようやくトッリ作であると判明したもの。小規模ながらしばしば技巧的な器楽を伴う60のアリアからなり、宮廷内の私的な夜の楽しみのために書かれたとされています。マックス・エマニュエルは歌がうまく、またオルガン、チェンバロ、フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバなどの演奏にも長けていたと言われ、この音楽を進んで演奏したことは想像に難くありません。このアルバムは『トラストゥッリ』からの抜粋をパスティーシュとしてまとめ、技巧的なオペラ・アリアと組み合わせ構成したもの。未知のバロック作品の紹介に力を注ぐダニエラ・ドルチ率いるムジカ・フィオリタによる演奏で、オペラ作曲家トッリの真価を鮮やかに提示しています。
7619990104174

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