アレグレット・スピリトーゾ- リヴ・グラーセル、ベストアルバム

ノルウェーのピアニスト、リヴ・グラーセル80歳記念ベスト・アルバム

  • アーティスト:リヴ・グラーセル
  • レーベル:SIMAX
  • 品番:PSC-1327
  • ジャンル: ジャンル クラシック 器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD

TRACK LIST

アレグレット・スピリトーゾ- リヴ・グラーセル、ベストアルバム


[CD1]

モーツァルト:

ピアノソナタ第13番 変ロ長調K333/315c - 第1楽章

ピアノソナタ第15番 ヘ長調K533/494 - 第1楽章

ピアノソナタ第8番 イ短調K310/300d - 第3楽章

ピアノソナタ第16番 ハ長調K545 - 第1楽章


シューマン:子供の情景Op.15

【ねだる子供 / 満足 / 重大な出来事 /トロイメライ / 木馬の騎士】


クレメンティ:ソナティナ ハ長調Op.36-3 - スピリトーゾ

ソナティナ ハ長調Op.36-3 - ウン・ポコ・アダージョ

ソナティナ ヘ短調Op.13-6 - アレグロ・アジタート

ソナティナ ヘ短調Op.13-6 - ラルゴ・エ・ソステヌート

ソナティナ ニ長調Op.36-6 - ロンド、アレグレット・スピリトーゾ


メンデルスゾーン:

恋する女が書き記すOp.86-3 *

葦の歌Op.71-4 *

新しい恋Op.19a-4 *

問いOp.9-1 *

Tanzt dem schönen Mai entgegen(1823/24)*


モーツァルト:

ピアノソナタ第7番 ハ長調K309/284b - 第3楽章

ピアノソナタ第18番 ニ長調K576 - 第3楽章

ピアノソナタ第12番 ヘ長調K332/300k - 第2楽章

ピアノソナタ第17番 変ロ長調K570 - 第3楽章


[CD2]

シューベルト:高雅なワルツD.969

【第9曲 第10曲 第3曲 第8曲 第11曲 第12曲】[新録音]


歌曲集《美しい水車屋の娘》 D.795 **

【どこへ?/ 朝の挨拶 / 涙の雨 / 緑のリュートのリボンをそえて / 狩人】


感傷的なワルツD.779

【第1曲 / 第7曲 / 第12曲 / 第13曲 / 第15曲 / 第19曲 / 第23曲 / 第29曲 [新録音]


ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ-

第1曲 中庸のテンポで、非常に率直に

第3曲 中庸のテンポで

第4曲 十分にいきいきと

第5曲 ほとんどレントのテンポで

第6曲 十分活発に[新録音] 


グリーグ:抒情小曲集

青年時代よりOp.65-1

ハリングOp.38-4

夜想曲Op.54-4


ブラームス:

4つのピアノの小品- 第1曲 間奏曲ロ短調

ワルツOp.39 - 第1曲 第3曲 第6曲 第9曲 第10曲 第11曲 [新録音]


シューマン:

子供のためのアルバムOp.68

春の歌 小さな朝の散歩 小さな曲 乱暴な騎手 第26曲 楽しき農夫 輪唱歌 狩の歌 冬の時 兵士の行進 思い出

幻想小曲集Op.73 *** 


リヴ・グラーセル(フォルテピアノ、ピアノ) ヘレーネ・ヴォル(ソプラノ)*

ペール・ヴォレスタード(バリトン)** エルンスト・シモン・グラーセル(チェロ)***

[モーツァルト:Simax PSC1125, PSC1148, PSC1149

シューマン(ピアノソロ):PSC1303

クレメンティ:PSC1258

シューベルト(歌曲):PSC1140

グリーグ:PSC1291

シューマン(幻想小曲集):PSC1175

メンデルスゾーン、ブラームス(間奏曲):LAWO Classics LWC1053

シューベルト(ワルツ)、ラヴェル、ブラームス(ワルツ):新録音]

録音(新録音):2012年1月2日-6日 ノルウェー国立音楽大学 リンデマンホール(オスロ)

制作・録音(新録音) エーリク・ガルド・アムンセン


★ノルウェーのピアニスト、リヴ・グラーセルが、2015年9月23日、80歳の誕生日を迎えました。記念の年、彼女のアルバムの制作に携わってきたSimax Classcsのプロデューサー、エーリク・ガルド・アムンセンは、彼女がフォルテピアノを弾いた録音による「ベストアルバム」の企画を実現させました。

プロジェクトの話を聞かされた時のことをグラーセルは、「心の内で25歳の気分でいると、ずいぶんと現実離れしたことのように思われました」と、ブックレットに寄せた一文で語っています。そして、フォルテピアノとつながりをもつようになってからの25年から30年の年月に想いを馳せ、「固いクルミの殻を割る」のに似た苦労を味わいながら、作品を選んでいったと言います。

★「魂のこもったアレグレット」のアルバムタイトルにふさわしい曲として彼女が選んだのは、まず、かつてマルカム・ビルソンの下でフォルテピアノの研究を深めていた頃、ザルツブルクのモーツァルテウムでオリジナルの手稿譜を研究したモーツァルトのソナタ。そして、「音楽を愛する友人たち、ヘレーネ、ペール、弟のエルネスト・シモン」と共演した演奏も交えた、クレメンティ、シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、ラヴェルとグリーグの「とっておき」の音楽。メンデルスゾーンの歌曲とブラームスの《間奏曲》はLAWO Classicsのアルバムのための録音が使われ、「スパイス」として加えられたシューベルトとブラームスとラヴェルの「ワルツ」は、2012年1月、国立音楽大学のリンデンマンホールでグラーフのフォルテピアノとエラールのグランドピアノを弾いた録音が収められました。彼女の弟、ヨーテボリ交響楽団の首席奏者を務めるエルンスト・シモン(1975–)と共演したシューマンの《幻想小曲集》は全3曲が収録されています。


Artist

リヴ・グラーセル

リヴ・グラーセルは、1935年、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団の第一コンサートマスターを務めていたエルンスト・グラーセルの子としてオスロに生まれました。オスロのロベルト・リフリングとパリ高等音楽院のヴラド・ペルルミュテールに学び、レフ・オボーリン、イローナ・カボス、ヴィルヘルム・ケンプに師事しました。1960年、オスロでデビューコンサートを行い、1960年代の半ばにアメリカのRCAレコードが企画したグリーグの《抒情小曲集》の最初の全曲録音に起用されました。1973年からノルウェー国立音楽アカデミーで教え、1990年には再び学生に戻り、ウィーンのパウル・バドゥラ=スコダとコーネル大学のマルカム・ビルソンに師事しました。1994年、ノルウェー国立音楽アカデミーの教授に就任。1965年のノルウェー王国功労勲章に続き、2004年にリンデマン賞、2014年にグリーグ賞を受賞しました。


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