コーレ・オルヌングと私

ノルウェーのヴァイオリニスト、アルヴェ・テレフセンと
友人であり才豊かなオルガニストの故コーレ・オルヌング
との思い出を詰め込んだ珠玉の1枚

  • アーティスト:アルヴェ・テレフセン
  • レーベル:SIMAX
  • 品番:PSC-1357
  • ジャンル: ジャンル クラシック 器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • 収録時間:62:45

TRACK LIST

コーレ・オルヌングと私

フリッツ・クライスラー(1875–1962):前奏曲とアレグロ(プニャーニのスタイルによる)
フランツ・シューベルト(1797–1828)(アウグスト・ヴィルヘルミ、アルヴェ・テレフセン 編曲):アヴェ・マリア
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)(ヨーゼフ・ヨアヒム 編曲):ハンガリー舞曲第1番
ズデニェク・フィビヒ(1850–1900):詩曲(ポエム)
カール・ニルセン(1865–1931):ロマンスFS8-1(Op.2 no.1)
ノルウェー伝承曲(ロルフ・ホルゲル 編曲):夜更けて床についた
オーレ・ブル(1810–1880):舟歌
ヤン・ガルバレク(1947–)(アルヴェ・テレフセン 編曲):Peace(ピース)
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906–1975):ポルカ
ジュール・マスネ(1842–1912):タイスの瞑想曲
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)/シャルル・グノー(1818–1893):アヴェ・マリア
クロード・ドビュッシー(1862–1918)(アーサー・ハートマン 編曲):亜麻色の髪の乙女
クライスラー:ウィーン奇想曲
ジュゼッペ・タルティーニ(1692–1770)/クライスラー:コレッリの主題による変奏曲
スティーヴン・フォスター(1826–1864)(ヤッシャ・ハイフェッツ 編曲):金髪のジェニー
スティーヴン・ソンドハイム(1930–)(アルヴェ・テレフセン 編曲):Send in the Clowns(センド・イン・ザ・クラウン)
ウィリアム・クロール(1901–1980):Banjo and Fiddle(バンジョーとフィドル)
オイスタイン・ドルメン(1947–)/グスタフ・ロレンセン(1947–2010):Spæll på fiolin(フィドルを弾こう)*

アルヴェ・テレフセン(ヴァイオリン) 
コーレ・オルヌング(ピアノ)
クヌートセン&ルードヴィグセン *
録音:1986年11月28日–29日、12月2日–3日、6日–7日 レインボースタジオ(オスロ)
録音エンジニアリング:ヤン・エーリク・コングスハウグ
編集、ミクシング:2016年2月 レインボースタジオ(オスロ)
エンジニアリング:ヤン・エーリク・コングスハウグ
制作:シーグムン・グローヴェン
★ノルウェーのヴァイオリニスト、アルヴェ・テレフセン Arve Tellefsen(1936–)は、人々から愛され尊敬される、現代ノルウェーを代表する音楽家のひとりです。彼は、トロンハイムの音楽学校でヴァイオリンを教わり、コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーで学んだ後、1959年にオスロでデビュー。1965年に設立されたスウェーデン放送交響楽団でチェリビダッケの下でコンサートマスターを務め、ソリストとして「オーレ・ブルから後のできるだけ多くのノルウェー音楽を演奏する」を実践する活動を行いました。マリス・ヤンソンス指揮オスロ・フィルハーモニックをはじめとするオーケストラやホーヴァル・ギムセたち若い音楽家たちと共演、テレビ出演、オスロ室内楽フェスティヴァルの創設など、ノルウェーの「毎日」の音楽に欠かせない音楽家として活動を続け、2005年に「聖オラヴ勲章」を授与されました。
★トロンハイム地域の方言によるタイトルのつけられた『コーレ・オルヌングと私』は、テレフセンが、1960年代に出会い、25年以上にわたり活動をともにした、ピアニストでオルガニストのコーレ・オルヌング Kaare Ørnung(1931–2013)と共演した「思い出」のアルバムです。このアルバムの17曲は、1986年の11月と12月、オスロにできたばかりの「レインボースタジオ」でセッションが行われ、CD化されないままになっていた録音です。2007年4月、部屋の片付けをしていたオルヌングが古いカセットを発見、「これは、すごくいいぞ」と、テレフセンとふたりで手を尽くしたもののオリジナル・テープの所在がわからないまま、2013年秋、オルヌングが亡くなってしまいました。そして2015年10月、ノールラン県モー・イ・ラーナの国立図書館でオリジナル・テープが見つかり、2016年2月、シーグムン・グローヴェン Sigmund Groven とテレフセンが立ち会い、オリジナルの録音を担当した「サウンドの魔術師」ヤン・エーリク・コングスハウグ Jan Erik Kongshaug(1944–2019)の編集、ミクシングでCD用の音源が作られました。
★クライスラー、シューベルト、ブラームスたちの小品。ソンドハイムのミュージカル《リトル・ナイト・ミュージック》の〈センド・イン・ザ・クラウン〉は、テレフセンがトロンハイム交響楽団と共演したアルバム『Arco』(Simax PSC 1158)でも演奏した彼の「愛好曲」のひとつ。アルバムの最後、オルヌングとテレフセンが共演を楽しんだというオイスタイン・ドルメン(クヌートセン) Øystein Dolmen(Knutsen)(1947–)とグスタフ・ロレンセン(ルードヴィグセン) Gustav Lorentzen(Ludvigsen)(1947–2010)の「クヌートセン&ルードヴィグセン」と演奏した《Spæll på fiolin(フィドルを弾こう)》のライヴと思われる音源が収録されています。
7033662013579

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