Unravel Tradition(伝統を解きほぐす)
ノルウェーのメゾソプラノ歌手、トーネ・クンメルヴォルのデビュー!
- アーティスト:トーネ・クンメルヴォル
- レーベル:SIMAX
- 品番:PSC-1402
- ジャンル:
ジャンル
クラシック
声楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:46:21
- 入荷予定時期:2025年2月上旬
TRACK LIST
Unravel Tradition(伝統を解きほぐす)
エヴァ・ホルム・フースネス(1983–):歌曲集《Indian Love Songs(インドの愛の歌)》(メゾソプラノと弦楽四重奏のための)* 【インドの愛の歌/ハイデラバードの市場で/夢の歌】
ジョン・アイアランド(1879–1962):Earth’s Call (A Sylvan Rhapsody)(大地の呼び声(森のラプソディ))**
アルフ・フールム(1882–1972):白夜(Blonde nætter)(メゾソプラノと弦楽四重奏のための)*
オットリーノ・レスピーギ(1879–1936):日没(Il Tramonto)*
ミッシー・マッツォーリ(1980–):Angela’s Confessional(アンジェラの告白)(《The Listeners》から)**
クルト・ヴァイル(1900–1950):I’m a stranger here myself(わたし、何も知らなくて)**
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887–1959):ジャンゴ(Xangô)**
トーネ・クンメルヴォル(メゾソプラノ)
ヴェルターヴォ四重奏団 *
オイヴォル・ヴォッレ(ヴァイオリン)
アナベル・ミアー(ヴァイオリン)
ベーリト・カルダス(ヴィオラ)
ビョルグ・ルイス(チェロ)
クヌート・エーリク・イェンセン(ピアノ)**
録音:2022年11月、2023年9月、2024年5月 ノルウェー国立オペラ・バレエ劇場(オスロ歌劇場)(オスロ)
録音エンジニア・マスタリング:ヨルン・ペーデシェン
★『Unravel Tradition(伝統を解きほぐす)』は、ノルウェーのメゾソプラノ歌手、トーネ・クンメルヴォルのデビュー・アルバムです。彼女のレパートリーのさまざまな面を紹介し、そのなかには彼女のために書かれた世界初録音の曲も含まれています。
トーネ・クンメルヴォル Tone Kummervold は、オスロで生まれ、トロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)とエリサベト・ノルベルグ=シュルスの教えるスタヴァンゲル大学で学びました。2009年にノルウェー国立オペラにデビュー、《ルサルカ》の第3のニンフ役を歌いました。翌年《エフゲニー・オネーギン》のオルガ役でさらに才能を示し、2012年/2013年のシーズンから国立オペラのソリスト・アンサンブルに加わりました。《カルメン》《チェネレントラ》などのタイトルロール、《仮面舞踏会》のウルリカ、《カルメル派修道女の対話》の副修道院長マザー・マリー、カイヤ・サーリアホの《遥かな愛》の巡礼の旅人といった幅広い役を歌っています。2022年には、ミッシー・マッツォーリ Missy Mazzoli がフィラデルフィア・オペラとシカゴ・リリック・オペラの委嘱で作曲した《The Listeners(聞こえる人たち)》のアメリカ初演に先立つ世界初演がオスロで行われ、クンメルヴォルがアンジェラ役を歌いました。プラハ国立歌劇場で上演されたエルヴィン・シュルホフのオペラ《炎》の「死」も観客を魅了したといわれます。ヘンデル《メサイア》やヴェルディの《レクイエム》などのコンサート作品も彼女の重要なレパートリーです。
デビューアルバムのプログラムで最初に歌われる歌曲集《Indian Love Songs(インドの愛の歌)》は、ノルウェーの作曲家エヴァ・ホルム・フースネス Eva Holm Foosnæs が、クンメルヴォルのこのアルバムのために書いた作品です。インドの詩人で社会活動家のサロージニー・ナーイドゥー Sarojini Nardu(1879–1949)の「色彩ゆたかで、詩そのものが歌」という詩が美しい歌曲に作られています。
「A Sylvan Rhapsod(森のラプソディ)」の副題をもつジョン・アイアランド John Ireland の《Earth’s Cal(大地の呼び声)》。レスピーギ Ottorino Respighi の《日没》もフースネスの曲と同じくヴェルターヴォ四重奏団の共演で歌われます。ノルウェーのアルフ・フールム Alf Hurum がヴィルヘルム・クラーグの詩に作曲した《白夜》。美術館のヴィーナス像が恋をして歌うクルト・ヴァイルの《I’m a stranger here myself(わたし、何も知らなくて)》。ヴィラ=ロボス Heitor Villa-Lobos の《ジャンゴ(Xangô)》は、奴隷としてブラジルに連れてこられた黒人たちの火と稲妻の神への賛歌。マッツォーリの《The Listeners》のアリア〈Angela’s Confessional(アンジェラの告白〉〉は、台本を書いたロイス・ヴァヴレク Royce Vavrek と彼女がクンメルヴォルの声を念頭に置いて書いたという歌です。
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