★PENTATONEレーベルからリリースしたモーツァルトとミスリヴェチェクのフルート協奏曲集(PTC-5186723)で高い評価を得たフルート界の新星アナ・デ・ラ・ヴェガ。その後、同レーベル第2弾でリリースしたヨーゼフ・ハイドンとカール・シュターミッツの協奏曲集(PTC-5186823)では若手オーボエ奏者ラモン・オルテガ・ケロとの共演でも優れた演奏を披露し、続く第3弾『バッハ・アンボタンド』(KKC-6355 / PTC-5186893)では「人間として、また作曲家としてのバッハの新しい視点」で選曲したアルバムで一層注目を高めています。
★PENTATONEレーベル期待の第4弾はドビュッシー、プーランク、サン=サーンス、ラヴェル、ビゼー、フォーレなどフランスのエスプリ漂う作品を集めたアルバム「私のパリ」!共演は優れた室内楽奏者として知られるピアニスト、パウル・リヴィニウスです。アナ・デ・ラ・ヴェガらしい軽やかで表情豊かな演奏はフランスの作品にもマッチしており聴き手に幸福感を与えてくれます。
★最後に収録された「カルメン組曲」はダニエル・レーン編曲版で演奏しています。レーンは1979年生まれ。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターだったエーリッヒ・レーンが祖父、バイエルン放送交響楽団のコンサートマスターだったアンドレアス・レーンが父という音楽一家に生まれたヴァイオリニスト・編曲家。編曲作品の演奏・録音にも力を入れていますが、この「カルメン組曲」はフランソワ・ボルヌ(1840-1920)、パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908)、イェネー・フバイ(1858-1937)、ウラディミール・ホロヴィッツ(1903-1989)、フランツ・ワックスマン(1906-1967)がそれぞれ編曲した同曲からのいわば“いいとこどり”の超絶技巧編曲。アナ・デ・ラ・ヴェガの卓越した演奏でフルートの華やかな音色をご堪能いただけます。
★イギリス人とアルゼンチン人の両親の間にオーストラリアで生まれたアナ・デ・ラ・ヴェガはシドニー大学でマーガレット・クロフォードに師事。その後パリにてレイモンド・ギオの最後の弟子として研鑽を積みました。現在、ヨーロッパを中心に精力的な演奏活動を展開しており、“傑出した才能”(ウィグモアホール)、“真の芸術家”(カドガンホール)、“ファースト・クラス”(ベルリン・フィルハーモニー)など、各演奏会で絶賛されています。
トレイラーはこちら→
https://youtu.be/M3hVrPnHutU