(1)ウィリアム・ベントン・オーヴァーストリート:There'll Be Some Changes Made(ジェレミー・シスキンド編)
(2)ジョージ・ガーシュウィン-エドマー・コロン:Rhapsody in Blue Reimagined*
(3)ポール・サイモン:America(ノア・ルナ編)
(4)マイケル・ビゲイ:Adéihozhdílzin / Know Who You Are*
(5)キアン・ラヴァエイ:Variations on This Land is Your Land
(6)900 Miles(トラディショナル(ジェレミー・シスキンド編))
(7)ジョゼフ・C・フィリップス・Jr:Never Has Been Yet*
(8)アルトゥーロ・オファリル:Kaleidoscope*
(9)ジェイク・ヘギー:Facing Forward
(10)ララ・ダウンズ:This Land(ライナーノーツの朗読)
★毎回趣向を凝らしたコンセプト・アルバムで話題を集めるピアニスト、ララ・ダウンズ。これまでリリースしたアルバムは米ビルボード・チャートで上位にランクインしている注目のピアニストですが、プロデューサー、キュレーター、アメリカにおける人種差別の問題に声をあげるなど文化活動家としても知られます。
★「ラヴ・アット・ラスト」に次ぐPENTATONEレーベル第2弾は「ディス・ランド(この国)」ではアメリカ音楽史をテーマにしたアルバム。ダヴンズはアメリカの歴史を辿りながらメッセージ性の強いアルバムを完成させました。
★今年(2024年)はガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」初演100周年。それを記念し、ダヴンズは現代最高のサクソフォン奏者・編曲家のエドマー・コロンにアレンジを委嘱し「Rhapsody in Blue Reimagined(ラプソディ・イン・ブルー・リイマジンド)」がうまれました。タイトルの通り再構築・再創造された当作は演奏時間27分余の大曲に。移民と変革のアメリカの世紀を振り返った当作では二胡など中国の民族楽器やバタドラム、アフロ・カリビアンの打楽器も登場。あらゆる人種がこの大陸に住み、そして共存していることを強く表現しています。エドウィン・アウトウォーター指揮のもとこの初演・世界初録音は大成功をおさめました。当作は各配信サイトで先行リリースされており、アメリカを中心に話題の新作として注目されています。
★最終トラックでは、ガーシュウィンが弾いたラプソディ・イン・ブルーの歴史的音源や自身の演奏をバックにダヴンズが書いたライナーノーツ(詩)を朗読。アメリカの歴史を辿る音楽を、ダヴンズの演奏と詩でお届けします。ブックレットには数多くの写真も掲載しております。
※日本語帯はつきません。
曲中に一部使用されている音源
(1)There’ll Be Some Changes Made / エセル・ウォーターズ(ヴォーカル)&ザ・ジャズ・マスターズ(Black Swan Records, 1921)
(4)鳥の鳴き声(アリゾナで録音された自然音(録音:マイケル・ビゲイ))
(10)Rhapsody in Blue / ジョージ・ガーシュウィン(ピアノ)&ポール・ホワイトマン・オーケストラ(Victor, 1924)