みどり・オルトナー/シューベルトの世界Ⅱ

今や世界最高のシューベルト弾きのみどり・オルトナーが、
ロベルト・ホルを迎えての「冬の旅」、ついに完成!
宇野功芳氏絶筆のライナーノート収録

  • アーティスト:みどり・オルトナー
  • レーベル:SAKURA
  • 品番:SAKURA-6/7
  • ジャンル: ジャンル クラシック 器楽曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:2CD
  • その他の製品情報:DSD
  • 付属品:日本語帯・解説・宇野功芳氏絶筆のライナーノート付

TRACK LIST

みどり・オルトナー/シューベルトの世界Ⅱ


シューベルト:
CD1
・断章 ハ短調 D.900
・3つのピアノ小品集 D.946より第2番 変ホ長調
・歌曲集「冬の旅」D.911第一部 12曲
CD2
・歌曲集「冬の旅」D.911第二部 12曲
・ピアノ・ソナタ イ長調 D.664


みどり・オルトナー(ピアノ)、ロベルト・ホル(バス・バリトン)
録音:2015年5月24日(冬の旅/ライヴ)、2015年12月7日(ピアノ・ソロ/セッション)/ひまわりの郷(横浜市)


★その個性豊かな評論で戦後の日本の音楽評論界を圧倒的にリードし、カリスマ評論家として、また指揮者としてファンを酔わせてきた宇野功芳氏が2016年6月10日、86歳で逝去されました。その氏が最晩年から死の直前まで、心血を注いで世に広めようとしたピアニスト、みどり・オルトナー。宇野功芳企画としてSAKURAレーベルからリリースした~走り去る生の時~みどり・オルトナー、シューベルトの世界(SAKURA 2/3)で、「『夕映えの中に』の前奏が始まった時は、ぼくは危うく気を失いそうになった」と激賞し、話題盤となりました。本企画は氏の最後のCD企画であり、死の直前までライナーノートを推敲し、CD化を待ち望んでいた氏への追悼盤となります。
★ロベルト・ホルが最も得意とする「冬の旅」。これまで複数回録音を残していますが、オルトナーとの当ライヴでは楽譜を読み直した新たな表現も魅力です。宇野功芳氏絶筆のライナーノートにその思いが収録されております。
「みどり・オルトナーは次元が違うのだ。彼女の第一の武器は強靭なタッチで、楽譜に書かれているすべての音を意味深く拾い上げる」(宇野功芳 ライナーノートより)


Artist

みどり・オルトナー(ピアノ)
ウィーン在住の異色ピアニスト。埼玉県出身。東京芸大の声楽科へ進み、戸田敏子の師事のもと大学院修了、読売新人演奏会出演。芸大在学中からドイツ歌曲に魅了され、ウィーンへ渡りウィーン国立音大、市立音楽院にてオペラ、リートを学ぶ。在籍3年目、後に夫となる故ロマン・オルトナー教授と出会い、ヨーロッパにおける指折りの歌曲伴奏者であった同氏の勧めにより、ウィーン国立音大のピアノ科に入学。1990年には同音大のソリステン・コンサートに選ばれ、ウィーン楽友協会大ホールでシューマンのピアノ協奏曲を演奏し、ピアニストとしての道を歩み始める。1997年同音大のビアノ科修士課程を修了。声楽家としては、ウィーンで更にルイーゼ・シャイト、ワルデマール・クメント、デヴィッド・ルッツらに師事
し、オペラやドイツ歌曲を中心にまた現代音楽、20世紀の作品を得意として活動の軌跡を残している。ピアニストとしての教育は、井上道子、ヤン・ホラークに師事したほか、ウィーン国立音大にてロマン・オルトナー、ミヒャエル・クリスト、オレグ・マイセンベルクに学ぶ。在学中から歌曲伴奏者として注目
され、ヴェルナー・ホルヴェク、クルト・エクヴィルツ、ロベルト・ホル、岡村喬生、エレン・ファン・リアー、ヨアンナ・ボロフスカ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー等世界一流の歌手たちのパートナーを務め現在に至っている。1996年にはウィーン郊外の街プレスバウムに「ピアノ芸術協会」を設立し、「よりよき音楽を、より高き調和を」をモットーとして、ウィーンの若い才能を集めて独特なコンサートシリーズを開催している。2000年に「東京の夏」音楽祭の招聘で日本デビュー以後、定期的に来日。ヨーロッパ各地の音楽祭、コンサートホールでの出演を重ね、歌曲伴奏者として高く評価される一方、個性的なプログラム構成のソリスト、室内楽奏者として、徐々に聴衆の人気を集めている。


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