★1986年生まれ、ブルックリンを拠点とする注目のサックス奏者、Noah PremingerのSteepleChase第一弾。 ★21歳の誕生日を迎えてすぐ、デビュー・アルバムをリリースし、Village Voiceの批評家投票でデビュー・オブ・ザ・イヤーを受賞。それ以来、Palmetto, Criss Crossといったレーベルと、自主制作を適時選択して自らの音楽を発表。2017年以来、ダウンビートの批評家投票、また読者投票でトップクラスにランクインしている。 ★本作は2020年2月、コロナで全てがシャットダウンされる直前に制作された作品。 ★ワーキング・グループによるもので、オリジナルを中心とした演奏は34歳という年齢でありながら、貫禄も漂う。デイヴ・リーヴマンに師事し、先にリリースされたMichael Feinbergの作品『From Where We Came』ではその師、リーブマンと二管でスリリングな演奏も見せたことも記憶に新しく、コルトレーン直系のハードなモーダルサウンドと、コンテンポラリーなスタイルが、より濃厚にミックスされてきた昨今の快調ぶりがここに記録されている。その名も“The Late 90's”と題された、ポスト・トリスターノ、ポストM-Base的な90年代後半のNYCのシーンを感じさせるオープニングからダイナミックな演奏を展開。ギターを加えたカルテットならではのオープンな空間で、攻めの姿勢で挑んだ演奏とバラードを織り交ぜた８篇を収録している。