★ウディ・ハーマンのビッグバンドのオーケストレーターとしても活躍したジミー・ジュフリー率いるトリオと、数多くのドラムの基礎を変えたスウィングドラマー、ジーン・クルーパ・カルテットのライブ2本立てを収録した『In Concert』がSTEEPLECHASE RECORDSからリリース！
★ジミー・ジュフリー（1921年4月26日– 2008年4月24日）は、ウディ・ハーマンのビッグバンドのオーケストレーターとしても活躍したアメリカのジャズ・ミュージシャン。作曲家や編曲家として活躍する一方で、サクソフォーン奏者やクラリネット奏者としても活動した。ジャズの代名詞とである演奏者同士の自由なインタープレイ(アドリブ)を取り入れたことでも知られ、フリー・インプロヴィゼーションの先駆けとなった。
★ジーン・クルーパ（1909年1月15日 - 1973年10月16日）は、スウィング期を代表する名ドラマーであり、それまで伴奏楽器としか見られていなかったドラムというものにスポットライトを当てるきっかけを作ったレジェンドである。その影響はジャズ界だけにとどまらず、リンゴ・スター、ザ・ベンチャーズのメル・テイラー、レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナム、KISSのピーター・クリスといったロックスターたちのパイオニアとして崇められている。
★今作は、1959年5月21日にコペンハーゲンのファルコナー・センターで開催されたジェリー・マリガン・カルテット・コンサート(SCCD 36506)に先立って行われた2本立てのオープニングコンサートを収録。アルバムの前半にはギタリストのジム・ホールが参加したジミー・ジュフリー・トリオの演奏が収録され、後半には、ジーン・クルパ・カルテットによる演奏が収録されている。インプロとスウィングという、20世紀半ばの多面的なジャズの完璧なショーケースを味わえるアルバムとなっている。