Rigamaroll

ベテラン, バーガンジのしなやかな力漲る一作!
珍しくピアニストを迎えたクィンテット編成!
自由度を失うことのないプリミティヴでダイナミックな快演

  • アーティスト:Jerry Bergonzi
  • レーベル:SAVANT RECORDS
  • 品番:SCD-2149
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Jerry Bergonzi / Rigamaroll

1. Awake......7:57

2. An Internal Affair ......6:32

3. Rise Up......9:54

4. A Hankering......6:05

5. Tidlig......5:27

6. Rigamaroll......9:03

7. Do It To Do It......8:47

8. Lunar Aspects......8:35

All compositions by Jerry Bergonzi

Produced & Arranged by Jerry Bergonzi

Recorded April 13 & 14, 2012 at PBS Studios in Westwood, MA


メンバー:Jerry Bergonzi (ts), Phil Grenadier (tp), Bruce Barth (p), Dave Santoro (b), Andrea Michelutti (ds)


★1947年生まれ、今や70歳手前ともなったジェリー・バーガンジの最新作品!毎月のように参加作品がリリースされた90年代からもおよそ20年の時が経ち、最近は作品の数もぐっと抑えめになりましたが、充実の演奏は全く衰えを見せていません。それどころか、ここに聴くバーガンジの演奏は、いつにも増して、しなやかなパワーがみなぎり、演奏も奔放にダイナミック!充実の演奏を聴くことができます。

★編成はトランペットとの2管+ピアノトリオのクインテット編成。これは、バーガンジにとってなかなかに珍しい編成。若き日にデイブ・ブルーベックのような巨匠ピアニストとの経験を積んだものの、バーガンジがピアノを入れた録音は決して多くないもの。おそらくは、ハーモニーを規制しがちなピアノという楽器は、バーガンジのように、モーダルにダイナミックなフレーズを展開するアーティストの自由を奪う可能性が大きいからでしょう。しかし、楽器的特性を超える才能があった場合、話は別物といえます。本作に参加するブルース・バースは正にそのセンスを持ったアーティスト。1958年生まれ、現在57歳。先日来日し、アナット・コーエンをフロント

にした演奏でも素晴らしい演奏を見せてくれたバースですが、ここでも、フロントの演奏を縛ることない巧みなコードワークと、リズムは絶妙。それでありながら、グループのサウンドに厚みを持たせるのは、機知にとんだハーモニー・センスとモード感覚、瞬発力に富んだリズム感の賜物で、オーソドックスなスタイルにありながら、現代でも稀有な才能を感じさせます。

★リズム・セクションは、バーガンジが長年共演し、信頼するサントロとミケルッチ。ベーシストのラリー・グレナディアと兄弟であるトランペッター、フィル・グレナディアも快心の演奏!グループのコンビネーション、結束力も抜群。録音は2012年のものですが、プリミティヴな力に溢れたうれしい一作です。


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