Spotlight on Standards

15年振りのオルガン・トリオ、25年振りのスタンダード集
気心知りつくしたイタリア人2人と、3時間で好調に録音!

  • アーティスト:Jerry Bergonzi
  • レーベル:SAVANT RECORDS
  • 品番:SCD-2158
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Jerry Bergonzi / Spotlight on Standards


1. Witchcraft (C. Coleman / C. Leigh)

2. Bi-Solar (J. Bergonzi)

3. Blue Cube (J. Bergonzi)

4. First Lady (J. Bergonzi)

5. Gabriella (J. Bergonzi)

6. Dancing in the Dark (A. Schwartz / H. Dietz)

7. Out of Nowhere (E. Heyman / J. Green)

8. Come Rain or Come Shine (J. Mercer / H. Arlen)

9. Stella by Starlight (N. Washington / V. Young)


メンバー:Jerry Bergonzi (ts), Renato Chicco (B-3 org), Andrea Michelutti(ds)


★コンスタントに作品もリリースし、一年に一作ペースで充実した作品を聴かせてくれるバーガンジの最新作品。

★しかし、意外にもオルガン・トリオでのアルバムは実に15年振り。スタンダードに本格的にフォーカスしたのも、1991年のブルーノート作品以来で、25年振りとなります。それだけに、本作の企画案がレーベル・オーナーであるジョー・フィールズから提案された時、バーガンジは喜んで応えたそうです。なんでも、バーガンジは今でもアメリカのスタンダードのシンボルともいえる、“シナトラを毎日聴いている”のだとか。

★録音は、正にトントン拍子。スカンジナヴィアン・グループとの9日間のツアーを終えてすぐ、本メンバーでギグに直行。その後の録音は2日間。といっても1日はミキシングで、録音にかかった時間はたったの3時間なのだとか!1曲を除いて、全てを1テイクで取り上げてしまったとのことです。

★ベースのレナートとは、80年代に学生と教育者という状況で出会って以来のつきあい、ドラマーのアンドレアとも20年以上に及ぶとのことで、共演経験も豊富なら、波長のよさもあらわれています。録音にはいい意味での力の抜けが表れ、よどみなく、一気に進んだ空気感を表すように、演奏にはどの曲もスムーズな流れも感じられます。

★スタンダード集と言っても、一ひねり利かせるのがバーガンジ流。スタンダードの曲もリハーモナイズに凝ってみたり、スタンダード曲を元に、オリジナルにしてみたり。たとえば、2曲目のは、マイルス・デイヴィスのを書き換えたものだったりしますし、そのあたりがアーティストの個性であり、職人的気質を持つバーガンジのバーガンジたる所といえ、味になっています。

★一作前には久しぶりにピアニストをグループに迎えた作品も制作。挑戦するアーティストの姿を感じます。


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