Remembrance

ジャズの伝統と現代性の理想的な融合!
00年代に頭角を現し、トム・ハレルのバンドのレギュラーもつとめる
ダニー・グリセット、SAVANT第一弾!!

  • アーティスト:Danny Grissett
  • レーベル:SAVANT RECORDS
  • 品番:SCD-2165
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Danny Grissett / Remembrance



1. Woody'n You

2. Lament for Bobby

3. Prelude to a Kiss

4. Gallop's Gallop

5. Renatus

6. Just Enough

7. A Friend Indeed

8. Digital Big Foot

9. Detour Ahead



メンバー:

Danny Grissett(p, fender rhodes=M5), Dayna Stephens(sax), Vicente Archer(b), Bill Stewart(ds)


★2006年、ヴィセンテ・アーチャー、ケンドリック・スコットとのトリオによる『Promise』でCriss Crossからデビュー!

力強く、疾走感にもあふれたモーダルなソロと、歌心あふれるメロディアスな演奏で、存在感を示したダニー・グリセットの最新作!この10年の間にはCriss Crossから5枚のリーダー作を出し、トム・ハレルのレギュラー・ピアニストとしても確固たる地位を築き、ウォーター・スミスⅢ、ジェレミー・ペルトといったアーティストのバンドでも活躍。本作はレーベル移籍第一弾!名門SAVANTでの作品になります。

★75年L.A.生まれ。しかし、この10年以上、活動の拠点をNYに移してきたグリセットにとって、いよいよ本国NYのレーベルからリリース。しかもベースには朋友ヴィセンテ、ドラムには10年ほど先輩で、パット・メセニー・グループ他、数多くのグループですばらしいドラミングを見せてきたビル・スチュワート。そして、フロントには、今NYで最も注目を集めるDayna Stephensデイナ・ステファンンズ。正に最高の布陣といえます。

★作品の魅力を一言でいえば、ジャズの伝統と、現代性の美しい融合!

★00年代に頭角を現してきたグリセットには、コンテンポラリーなイメージも強いかもしれませんが、各作品では毎回、アメリカン・ソング・ブック/ジャズ・スタンダード、また巨匠が残した名曲を演奏。オリジナルと織り交ぜるのがグリセット流!

★今回も基本路線は変わらず、一曲目は“ウッディン・ユー”からスタート。ビル・スチュアートが繰り出すアグレッシヴかつ、繊細でツボを抑えたドラミングに、ステファンズのテナーも、グリセットのピアノも快調に繰り出される演奏にはNYのアコースティック・コンテンポラリーの理想的な演奏があります。一方、ワルツに編曲された“プレリュード・トゥ・ア・キス”は、グリセットのピアニストとしての美しさが響き渡り、モンクの“Gallop's Gallop”のような曲では、コロコロとしたスウィング感と不協和音が心地いい演奏。どの曲もこのメンバーならではのスタンダードが魅力的です。

★そんな中に織り込まれるオリジナルは、言わずもがなのグリセットの個性を活かしたもの。ローズの音がミステリアスな雰囲気をたたえる曲あり、トリスターノの流れを汲んだブルックリン派の音と、マーク・ターナーあたりの先鋭性が加わったようなサックスをフィーチャーし、ピアノ・ソロがテンション高く渦を巻くように繰り出されるM8“Digital Big Foot”のようなナンバーは正に10年代の先鋭性を感じさせる演奏となっています。

★しかし、注目はまたバラード演奏でもあります。ローズをフィーチャーした楽曲の後に、配置された6曲目のピアノ・イントロは、ハービー・ハンコックが見せるロマンティシズムに通じる美しさ。そして、ラスト曲。“Detour Ahead”はビリー・ホリディの歌唱あり、またビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビー』でも演奏された楽曲としてジャズファンの記憶に残る名曲ですが、この珠玉の一曲はトリオで演奏。トツトツとした風合いと流麗なフレーズが絶妙に合いまったピアノ・ソロは正に絶品。最高のラスト・ナンバーで余韻を残して作品は幕を閉じます。

★伝統的なスウィングから、モード、バラード演奏、現代性が混然一体となった9曲。現代の才能あふれるアーティストによる最高のアコースティック・ジャズがここにあります。

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