■アンディ・ラヴァーンのSteepleChaseでの3枚目のアルバムを復刻。オリジナル盤は1989年録音。アンディ・ラヴァーンはブルックリン生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。当時すでに多くの曲を作曲していて、このアルバムの全曲が彼のオリジナル。
■テナー＆ソプラノ・サックス奏者のリック・マーギッツァは、当時ブルーノートと契約していた若き新星。ベースのマーク・ジョンソンは、ビル・エヴァンスの最後のトリオのメンバーであり、ラヴァーンの曲を優雅で繊細に彩っている立役者でもある。
■本作は32年前にニューヨークで録音されたものだが、そのエネルギーと魅力は現在でも輝きを失っていない。端正で知的なタッチのピアノに小気味良いドラムが絡み合う、ジャズピアノの良作。