ブラームス:交響曲第1 番、埋葬の歌、運命の歌、他

録音演奏史上、画期的シリーズが遂にスタート!
まさに革命的演奏の誕生!第1 弾は交響曲第1 番
ユニークなカップリングにも大注目!

  • アーティスト: サー・ジョン・エリオット・ガーディナー
  • レーベル:SDG
  • 品番:SDG-702
  • ジャンル: ジャンル クラシック 交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • その他の製品情報:DDD ステレオ

TRACK LIST

①ブラームス:埋葬の歌Op.13
②メンデルスゾーン:われら、人生のただ中にありてOp.23-3
③ブラームス:運命の歌Op.54
④同:交響曲第1 番ハ短調Op.68

ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
モンテヴェルディ合唱団
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
録音:2007年秋ロンドン、パリ(ライヴ)
★ガーディナー自らが運営するモンテヴェルディ・プロダクションズのレーベル“ソリ・デオ・グローリア”から、「バッハのカンタータ巡礼」シリーズの大成功を受けて、いよいよ念願のブラームス・プロジェクトがスタートします。これは従来のモンテヴェルディ合唱団に加えて、ガーディナーが古典派とロマン派作品を演奏する際の手兵オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク(ORR)を率いて、2007 年秋から向こう2 年間にわたり実演と並行して4 つのシンフォニーのほかに、主要な合唱作品を録音してゆくというものです。「ブラームスの大規模な音楽は生気、ドラマそしてはげしい情熱であふれています。」と語るガーディナー。ガーディナーによると、このシリーズのユニークな特徴としては、交響曲を、ブラームスのほかの作品(すぐれていながらもしばしば顧みられない合唱音楽)と、ブラームスがたいへん賞賛した巨匠たち(シュッツやとりわけJ.S.バッハ)や、より最近のブラームスにとっての英雄たち(メンデルスゾーンやシューベルト、シューマン) の文脈のなかに置くことで、あらたな視点からブラームスの音楽を探ることにあります。まさしくこのコンセプトに従って、第1 弾のカップリングと構成もたいへん個性的。アルバム前半には実演と同じく合唱作品が配され、まず、このあたりはモンテヴェルディ合唱団の真骨頂。過去にドイツ・レクイエム(1990年)や愛の歌などでもとびきり美しく透き通るハーモニーを聴かせてくれた記憶があざやかに蘇ります。そして後半に置かれたメインの第1 交響曲。ミュージカルクリティシズム・ドットコムは実演の模様をつぎのように伝えています。「第1 楽章は荘重で推進力に富みながら、魅力的な軽さを維持しました。 これは、いくつかの輝かしい木管の演奏、とりわけミヒャエル・ニーゼマンのオーボエ独奏の数々に特徴づけられるアンダンテ・ソステヌートまで進められました。木管セクションはいくつかの場合でも溶け合わず、それこそがまさにポイントのように思われました。つまり、いかにもブラームスらしい音のカベを作り出そうとする誘惑を避け、慎重に書かれた譜線の独立を維持するための。第3 楽章では、ずっと自由なテンポを採り、最初の急速部では突然、惜しまずにスピードを上げたにもかかわらず、オケの奏者たちはとても敏感に反応して、これは結果としてスリリングな効果をあげました。フィナーレは終始、歓喜そのものでした。 長大な序奏はうまく盛り上がり、ナチュラル・ホルンは重要な主題においてじつに壮大でした。そして、楽章主部自体は、ガーディナーのアプローチの正当性をこの上なく示していました。また、スリリングでとても楽しく、そうであるからひとしお奏者たちにははっきりと楽しみを与えていました。なかには過ぎし年の偉大なるブラームス風なものにはあった歴史的価値がここにはないと主張するものがいるかもしれません。けれどもわたしにとって、この演奏はこのすばらしいシンフォニーからクモの巣を払いのけ、この状況において途方もないクライマックス(とりわけトランペットとホルンが壮麗にまばゆく輝くコラール主題の最後の反復)はわたしがかつて聴いたことがないほど心を打ちました。」加えて、優美なフレージングに明解なテクスチュア。そして慎重なポルタメントと柔軟性あるテンポ。時代考証派きっての碩学ガーディナーのことですから、このプロジェクトに着手する過程におけるモダン・オケでの成果も盛り込まれているとみるべきでしょう。ベルリオーズ、シューマンやベートーヴェンからはるかに深化を遂げて帰ってきたガーディナー&手兵ORRによるブラームス。今後の続篇にもおおいに期待をつなぐシリーズの登場といえそうです。
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