女性として120年振りに米,新20ドル札に起用された
奴隷解放の闘士の名前をバンド名としたハリエット・タブマン新作!
結成から20年を経た新作でブラック・ミュージックの可能性を問う
- アーティスト:Harriet Tubman
- レーベル:SUNNYSIDE
- 品番:SSC-1459
- ジャンル: ジャンル ジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
女性として120年振りに米,新20ドル札に起用された
奴隷解放の闘士の名前をバンド名としたハリエット・タブマン新作!
結成から20年を経た新作でブラック・ミュージックの可能性を問う
Harriet Tubman / Araminta
1 The Spiral Path To The Throne
2 Taken
3 Blacktal Fractal
4 Ne Ander
5 Nina Simone
6 Real Cool Killers
7 President Obama's Speech at the Selma Bridge
8 Sweet Araminta
メンバー:Brandon Ross (g), Melvin Gibbs (b), JT Lewis (ds) special guest: Wadada Leo Smith (tp)
Produced by Harriet Tubman & Scotty Hard
★98年結成、ニッティング・ファクトリーを中心としたNY-ダウンタウン/アンダーグラウンドのシーンで、話題を巻き起こしたグループ、ハリエット・タブマンの最新作。
★グループ名は、奴隷解放運動家、女性解放運動家としてアメリカのアイコン的人物である女性の名前“(ハリエット・タブマン”)を拝借したもの。そして、タイトルは、その彼女の生まれた時の名前アラミンタ・ロスからとったもの。それのみでも、本グループの気骨が感じられます。
★今回は、コア・メンバーのブランドン・ロス、メルヴィン・ギブス、JTルイスのトリオに、ワダダ・レオ・スミスが参加。サウンドはロック、ファンク、ダブ、エレクトロ・ミュージックといった要素を融合させた、80年代に端を発するニッティング・ファクトリーで生まれた流れの延長線上にありますが、エレクトロ的な要素とエッジの鋭さは20年の時を経てアップ。また、ワダダ・レオ・スミスの参加により、一層のスピリチュアリティを感じさせる展開も見えます。
★混迷を極める現代という時代に一石を投じるという意味も濃厚。ハリエット・タブマンは、2020年に刷新されるアメリカ合衆国の20ドル札にデザインされる事が決まったという事実も。自らも奴隷出身で、米南部メリーランド州の奴隷農園から脱出し、150キロ近くを移動して北部ペンシルベニア州へ逃れ、自由の身となった人物。また南北戦争前に南部の奴隷州の黒人を救った闘士。黒人女性の肖像が紙幣に採用されるのも初めてのことですが、現代において、賛否両論となる第7代大統領アンドリュー・ジャクソンの肖像と入れ替わるというのも、シンボリックでもあります。人種差別が再び大きな問題となる今の時代において、ブラック・ミュージックの可能性を追究するグループが発するメッセージとは。2013年録音ながら、2017年の今リリースされるという事実なども含めて、注目を喚起する作品です。