フレッド・ハーシュのプロデュースによってデビューした鬼才サンダース
スウィンギーな演奏とアクロバティックな演奏が渾然一体となったトリオ作
- アーティスト:Nick Sanders
- レーベル:SUNNYSIDE
- 品番:SSC-1537
- ジャンル: ジャンル ジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
フレッド・ハーシュのプロデュースによってデビューした鬼才サンダース
スウィンギーな演奏とアクロバティックな演奏が渾然一体となったトリオ作
★ニューオリンズに生まれ、幼少の時よりドラムに親しみ、即座にセカンド・ライン・ビートを習得したという神童ぶり。クラシックの専門教育を受けたのち、ジャズに転向。ダニーロ・ペレスとの出会いにより、ジェイソン・モラン、そしてフレッド・ハーシュに師事した現代の鬼才ピアニスト、ニック・サンダースの最新作品。ダウン・ビート・マガジンも“そぎ落とした無駄のない演奏、アクロバティックで、極めて独創的なサンダースのスタイルは、予想できず、驚きに満ちている”と述べ絶賛していますが、その演奏は極めてユニークなものがあります。 ★本作は、不動のトリオによる3作目。前作『You Are a Creature』に引き続き、ニューメキシコをベースとするアーティスト、LeahSaulnierのイラストをカバーにし、インスパイアされたという音楽は、ダークなユーモアが込められたもの。しかし、サンダースは、“どんなにダークな事柄があろうと、楽観的な世界も並行してある”との見方の持ち主。そんな視点を表現するかのように、アルバムには、さまざまなスタイルの演奏が渾然一体となっています。 ★オープニングは、一聴して複雑なリズム、メロディを組み合わせてのコンテンポラリーなフィーリングを提示しつつ、クラシック的なピアノの素養もしっかり見えるレガートなども美しいサウンド。M8ではソロで対位法的なアプローチも見せています。一方、M3では、大きな影響を受けたとあげるセロニアス・モンクや、ハービー・ニコルスのスウィング感が絶妙な演奏を見せるかと思うと、同時にオーネット・コールマンから多大な影響を受けたことを証明するようにM6では、ハーモロディク的に、自由な即興も見せていきます。ほか、プリパードでの演奏や、ゴスペル的な深い癒しも、作品の中に自然に表現されています。 ★フレッド・ハーシュによってプロデュースされた第一作『Nameless Neighbors』から約5年。ジャズピアノの伝統と対話しつつ、オリジナルな世界を切り拓くピアニストの注目作品です。
Nick Sanders
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