ECMで3作のアルバムもリリースするイスラエル出身のピアニスト
アナット・フォート20年の活動歴ともなる仲間との秀逸なトリオ演奏
ECM的な世界感、ゴスペル、プログレッシヴなインプロ・・・
さまざまなスタイルの演奏が渾然一体となる9 曲の演奏!!
- アーティスト:Anat Fort Trio
- レーベル:SUNNYSIDE
- 品番:SSC-1550
- ジャンル: ジャンル ジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
ECMで3作のアルバムもリリースするイスラエル出身のピアニスト
アナット・フォート20年の活動歴ともなる仲間との秀逸なトリオ演奏
ECM的な世界感、ゴスペル、プログレッシヴなインプロ・・・
さまざまなスタイルの演奏が渾然一体となる9 曲の演奏!!
★1970 年イスラエル生まれの女性ピアニスト、アナット・フォートによる美しい世界が繰り広げられたトリオ作品。 ★これまでECMで3作のアルバムをリリース。一作目のドラマーはポール・モチアンで、昨年、惜しくも逝去した鬼才クラリネット奏者、ペリー・ロビンソンを迎えた作品でも広く話題になりました。 ★本作は、そのアナットが、20年にわたって活動を続けるドイツ人ドラマーRoland Schneider、ベーシストGary Wangとの作品。1999年に演奏をはじめて即、Schneider は、バンドが、一時的なプロジェクト以上のものであることを明白に感じたとのこと。そして、アナットに、週一度のペースでリハーサルを行うことを提案。ニューヨーク、イースト・ヴィレッジのスタジオで演奏を重ね、バンドとしての音楽的なアイデンティティに磨きをかけていったとのことです。一方、2008年に、Schneiderはドイツに帰国。アナットもその後、イスラエル、テル・アビブに移住。しかし、トリオは活動を続け、ヨーロッパ・ツアーなども精力的に行っています。 ★そして、演奏にはそんな3人の培ってきた音が結実しました。 ★メランコリックなハーモニー・センスとルバートによるピアノ演奏が、ECMの世界観を感じさせるオープニングを筆頭に、アナットのルーツが垣間見える中東的なメロディが交わるM3, メロディのラインとリズムをオノマトペで曲目にした3人の一糸乱れぬコンビネーションとインプロの妙が楽しいM5など、それぞれの楽曲は、異なる魅力をもっています。また、M7のように、フリー的なものとギリギリのバランスをとりながら疾走していくスリリングでプログレッシヴな演奏に、ヨーロッパのピアノ・トリオの先鋭性が見えるトラックもある一方、M2では、アメリカ合衆国に移住して以来練習を積んできたというゴスペル・ムードがいつくしみを感じさせるM2など、コントラストの妙もあります。 ★ウィリアム・パターソン大学で、ハロルド・メイバーン、ルーファス・リードといったアーティストに師事しながら、ポール・ブレイの影響をにじませ、ルーツとブルース、ゴスペルといった音楽要素を融合したアナット。20年の時の積み重ねもにじませたヨーロピアン・ピアノ・トリオの素晴らしい結晶です。