Utica Box
ジャンルを越境するクリエーションで話題を集める鬼才ダン・ウェイス
ジェイコブ・サックスら、レギュラー的なメンバーで打ち出した強力な演奏
- アーティスト:Dan Weiss
- レーベル:SUNNYSIDE
- 品番:SSC-1573
- ジャンル:
ジャンル
ジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
TRACK LIST
Dan Weiss / Utica Box
1. Utica Box
2. Jamerson
3. Rock And Heat
4. Orange
5. Please Don't Leave
6. Last Time One More Time
7. Bonham
メンバー:Jacob Sacks(p), Thomas Morgan(b), Eivind Opsvik(b), Dan Weiss(ds)
★ David Binney、Vijay Iyer, Miguel Zenon、Rudresh Mahanthappaらの作品に参加し注目を集めた一方、自身のバンドでは、ジャンルを越境するクリエーションで話題を集める鬼才ダン・ウェイス。ジャズ/ フリー・ジャズ、という範疇を超え、そのプレイには、プログレ、メタル、ミニマル・ミュージック、現代音楽と、様々な要素が入り混じる。
★本作は、そんなウェイスのレギュラー・ユニットによる2015年録音。ピアノにジェイコブ・サックス、ベースにトーマス・モーガンと、アイヴィン・オプスヴィーク。このメンバーでは10年以上に渡って共演を重ねており、演奏がさながらテレパシー的なコミュニケーションの域に達しているのは、過去作から証明済みながら、1曲目から、このメンバーならではの展開が炸裂。ロックフェラー財団のもつ日本庭園で書かれたというナンバーは、妖艶な雰囲気で幕を開けたのち、17分に及ぶ長尺な演奏の中で、ミニマル的にフレーズが折り重なり、変化を遂げて凶暴的とも言える局面と静謐さが入り混じる。この即興劇、コレクティヴな構成力と破壊力、インプロヴィゼーションは、この作品を象徴して余りあるタイトル曲となっている。全7曲、その中には、2本のベースラインで強烈なドライヴ感とスウィング感などもつくりだしながら、ドラムとピアノが鋭角的に切り込んでフリー・フォームに突入するナンバーあり、不思議な重力感とスペースを持ってメロディと即興が不可分に展開するナンバーあり、アフロキューバンなグルーヴも下地にカウンター・リズムをかぶせるナンバーあり、一転、愛娘に捧げる繊細なメロディも・・。そして、最後はレッド・ツェッペリンの偉大なるドラマー、ジョン・ボーナムに捧げたナンバー・・・。
★鬼才揃いのこのメンバーならではの一作です。
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