The Day That Is

ICPオーケストラの花形トランペッター、トーマス・ヘベラー。
オールスター・カルテットで録音した最新会心作!

  • アーティスト:Thomas Heberer
  • レーベル:SUNNYSIDE
  • 品番:SSC-1637
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Thomas Heberer / The Day That Is

1. The Day That Is (4:14)
2. Erg Chebbi (5:17)
3. Seconds First (3:33)
4. Caro Pook (3:47)
5. Then There Were Three (4:00)
6. The Sleeping Bag Unfolds (3:33)
7. Closing The Gap (1:57)
8. Jimi Metag (4:33)
9. One For Roy (6:08)
10. Mapping The Distance (5:00)
11. The Sky Above (1:09)

メンバー:
Thomas Heberer (trumpet), Ingrid Laubrock (tenor & soprano saxophones), John Hébert (bass), Michael Sarin (drums)
Recorded & mixed January 2021 by David Stoller, Samurai Hotel, Queens, NY
★ミシャ・メンゲルベルクとアレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハ双方から絶大な信頼を得る名トランペッター、トーマス・ヘベラー(1965年ドイツ生まれ)。第13回「東京JAZZ」にミシャ率いるICPオーケストラの一員として出演したのも記憶に新しいところですが、このSunnysideレーベル第一弾はニューヨークで活動する精鋭たちとのカルテット編成による力作です。現代のフリー系ジャズを代表するスター・メンバーたちと、濃密なサウンドを展開しています。
★ドラムスのマイケル・サリンは90年代からニューヨークのダウンタウン・シーンで活動し、デイヴ・ダグラス、トーマス・チェイピン、トニー・マラビーらと共演。ベースのジョン・エイベアはアンドリュー・ヒル、フレッド・ハーシュ、メアリー・ハルヴォーソン等との演奏で知られる名手で、トーマス・ヘベラーとはアンジェリカ・サンチェスのバンドの同僚でした。ヘベラー~サリン~エイベアのトリオは新型コロナウイルスの前から活動を行なっていましたが、このアルバムには、もうひとりの管楽器プレイヤーとしてサックス奏者のイングリッド・ラウブロック(ヘベラーと同じくドイツ生まれ)が参加。長年の交友を誇るヘベラーとラウブロックの鬼気迫るプレイも大きな聴きものといえましょう。
★レパートリーは、すべてヘベラー自身の作曲。アンドリュー・ヒルのコンポジションに触発されたM-3「Seconds First」、3部構成の組曲的作品M-5「Then There Were Three」、コロナ禍に際して妻とソーシャルディスタンスを保っていた時の印象を綴ったM-6「The Sleeping Bag Unfolds」等、抽象の美というべき楽曲が並んでいます。またM-9「One for Roy」は、2014年に亡くなったフリー・ジャズ系トランペッター、ロイ・キャンベルに捧げたナンバー。ワイルドな合奏、2管のハーモニーを生かした抒情的なパート、マーチ風のエンディングなど、さまざまな展開が盛り込まれた6分間です。
★チューバのような低音から突き抜けるような高音まで幅広い音域を吹きこなすヘベラー、テナーとソプラノを持ち替えて彩り豊かなプレイを行なうラウブロック、ピチカートのみならずアルコでも類まれな才能を発揮するエイベア、リズムの要であると同時にメロディックなアプローチにも余念のないサリン。フリー・ジャズの新たな展開を告げる傑作といっても過言ではありません。
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