No One Is Anyone

ブルックリンの最先端サックス・トリオが、“ザ・バッド・プラス”のピアニストを迎えてアコースティック・ジャズの未来を描く

  • アーティスト:Ember With Orrin Evans
  • レーベル:SUNNYSIDE
  • 品番:SSC-1638
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Ember With Orrin Evans / No One Is Anyone

1. Reanimation (Zombie Tune)
2. Josephine and Daphne
3. No One Is Any One
4. Pilot Light
5. Glass House
6. Peace of Deoxygenated Sleep
7.Thomas
8.Graceful Without Grace
9.Chia-Sized Standing Desk
10. Harvey Pekar

メンバー:
Caleb Curtis (alto saxophones), Noah Garabedian (bass), Vinnie Sperrazza (drums), Orrin Evans (piano, Tracks 6-9)
Recorded July 30, 2020 at Samurai Hotel, Astoria,, NYC
★現代ブルックリン・ジャズ・シーンの要注目サックス・トリオ“エンバー”と、“ザ・バッド・プラス”のオリン・エヴァンスによるコラボレーション・アルバムが遂に誕生です。
★エンバーは2017年、ケイレブ・ホイーラー・カーティス(サックス)、ノア・ガラベディアン(ベース)、ヴィニー・スペラッツァ(ドラムス)が集まって結成されました。2018年にアルバム『New Year』を発表し、翌19年にはツアーを敢行。20年3月には新作のレコーディングを予定していましたが、残念ながら新型コロナウイルスにより、中止に。数カ月後、ブルックリンでリハーサルを再スタートし、前に進みたいというグループの思いから、遂に2020年7月末にニュー・レコーディングが行なわれました。
★ゲスト参加のオリン・エヴァンスは、1999年のセロニアス・モンク・ジャズ・コンペティションで第2位入賞、ラトガース大学ではケニー・バロンにジャズ・ピアノを師事した才人。ウィル・カルホーン(リヴィング・カラー)、コモン、ステフォン・ハリスなどと共演し、ザ・バッド・プラスの二代目ピアニスト(初代はイーサン・アイヴァ―ソン)として活動のほか、自身の“キャプテン・ブラック・ビッグ・バンド”でも高い評価を集め、Smoke Sessionsから最新リーダー作『The Magic Of Now』を発表したばかりです。この『No One Is Anyone』への参加は、エヴァンスの親友であるカーティスの推薦。彼の詩的なピアノ・プレイは明らかにエンバーに刺激を与え、サウンドを活気づけています。
★収録曲は、いずれもオリジナル曲。M-2「Josephine and Daphne」はジャック・レモンとトニー・カーティスが演じた映画『お熱いのがお好き』の登場人物に着想を得た楽曲で、M-5「Glass House」は伝説的サックス奏者トーマス・チェイピン(1998年死去)のバンドからインスピレーションを得ています。M-10「Harvey Pekar」は、音楽評論家で、映画化されたコミック作品『アメリカン・スプレンダー』の作者でもあるハーヴィー・ピーカーへの捧げもの。またM-4「Pilot Light」は“集団即興によるリアルタイムでの作曲”をテーマにしたもので、彼らの中にあるフリー・ジャズの要素が強く反映されています。現代の刺激的なアコースティック・ジャズをお求めの方ならば、間違いなく必携の一枚といえましょう。
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