★ニューヨーク/ブルックリン出身のピアニスト、イーラン・メーラーのソロピアノ・アルバム『Trouble In Mind』がサニーサイド・レコードからリリース！
★イーラン・メーラーは、ボストン生まれでニューヨークを拠点に活動するピアニスト。ジャズとクラシックに精通し、流麗なピアノのタッチと巧みなバンド・リードでよく知られるようになった。2007年以来、リーダーとして11枚のアルバムをリリースし、ビル・フリゼール、デイヴ・ダグラス、ベッカ・スティーヴンス、フランシスコ・メラ、トニー・シェールといったミュージシャンをフィーチャーしている。また、メーラーはジャック・デジョネット、ジョン・パティトゥッチ、ルーファス・リード、リオネル・ルエケといったジャズ界の頂点に立つミュージシャンをフィーチャーした50枚以上のレコードをプロデュースしてきた。
★今作『Trouble In Mind』は、イーラン・メーラーの新たなソロ・レコーディング・プロジェクトとなっており、ニューオーリンズにある最新鋭のレコーディング・スタジオで録音された音楽集である。メーラーの手から流れ出る音楽は、彼が共に生き、彼のルーツとなる作品で構成され、それは、スタジオでの特別な環境と感情からインスピレーションを得たものだった。奈落の底に立ったようなボロボロ雰囲気と、同時に魅惑的な演奏が凝縮された至高のアルバム。
★今作はデューク・エリントンの「In A Sentimental Mood」から始まり、メーラーはこの有名なバラードのテーマを、広々とした回りくどい語り口で表現している。チャールズ・ミンガスの「Alice's Wonderland」では、この作曲家を象徴する明るさと暗さが融合したほろ苦いブルースを如実に表している。盟友ビル・フリゼールの楽曲「Justice and Honor」では、繊細な民謡のような詩歌として、より自然体なメーラーのスタイルを感じられるだろう。このレコーディングで、イーラン・メーラーはこれまでにない姿をさらけ出し、彼の感情的で肉体的な状態を細胞レベルで聴くことができる一枚だ。