All the Dreams

即興的でクリエイティブな音楽でECM北欧系を思わせる美しいサウンド
ポルトガル出身のボーカルとギターの双頭リーダー作

  • アーティスト:Sara Serpa & André Matos
  • レーベル:SUNNYSIDE
  • 品番:SSC-4028
  • ジャンル: ジャンル ジャズ
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

Sara Serpa & André Matos / All the Dreams


1. Calma (Matos)

2. A La Montagne (Serpa)

3. Estado De Graça (Matos)

4. Story Of A Horse (Matos)

5. Programa (Serpa / Amaro)

6. Água (Matos)

7. Nada (Matos / Campos)

8. Night (Matos / Blake)

9. Hino (Matos)

10. Lisboa (Serpa)

11. Espelho (Matos)

12. Os Outros (Serpa / Lispector)

13. Postlude (Matos)

14. amlaC (Matos / Rende)


メンバー:

Sara Serpa(voice, p 5,9,10, fender rhodes 4,7), André Matos(gt, e-b 1,3,4,6,8,10,11, perc 11),
Pete Rende(synth 1,4,14), Billy Mintz(ds & perc 1,3,6,10)


◆ポルトガル生まれのヴォーカリストSara Serpaと、同じくポルトガルのギタリストAndré Matosの双頭リーダー作。2人は2014年にも『Primavera』をリリースしており、今作が2作目となる。2人とも2008年からNYを拠点に活動している。

◆Serpaはジョン・ゾーンやダニーロ・ペレスなどと共演。MatosはThomas MorganやDavidBinneyなどと共演。更に前作『Primavera』ではゲストにグレッグ・オズビーを迎えており、この経歴だけ見ても、2人の音楽が‘普通ではない’ことが容易に推察できる。

◆頭から流れる不安定なシンセの音色で、この作品の全体像が伺える。ヴォーカルのリバーブや、エレキ・ギターの空間に広がるエフェクトは、ECM北欧系サウンドに近いか。歌詞がない曲も多く、声を歌ではなく、一つの楽器の音色として扱っていて、クレジットに“vocal”ならぬ“voice”と書かれているのも、そんな考えからだろう。

◆彼女の妖艶な声は、ギターの音色と美しく調和し、何とも言えず魅力的だ。作り込んだ箇所から即興的な箇所もあり、サウンドに対するストイックさとクリエイティブな感性がわかる。

◆作曲、音作り、即興性など、ノーマ・ウィンストン的な方向性を思わせるアーティストだ。


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