ゲイリー・バーツ、ラリー・ウィリス、デイヴィッド・ウィリアムズ、アル・フォスター
モダン・ジャズの歴史を肌で体感してきた世代のリアルな“ジャズ”を詰め込んだ全11曲!!
- アーティスト:Heads of State(Gary Bartz - Larry Willis - David Williams - Al Foster)
- レーベル:Smoke Sessions Records
- 品番:SSR-1702
- ジャンル: ジャンル ジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
ゲイリー・バーツ、ラリー・ウィリス、デイヴィッド・ウィリアムズ、アル・フォスター
モダン・ジャズの歴史を肌で体感してきた世代のリアルな“ジャズ”を詰め込んだ全11曲!!
◆Heads of Stateは、ゲイリー・バーツ(76歳)、ラリー・ウィリス(74歳)、デイヴィッド・ウィリアムズ(70歳)、アル・フォスター(74歳)のベテラン4人からなる、オールスター・カルテットである。Smoke Jazz Clubで初めて4人で共演してから、僅か数か月後にレコーディングを行い、2015年に1作目、『Search for Peace』をリリース。2作目となる今作は、2016年11月にスタジオ・レコーディングしたもの。同時代のジャズ・シーンで活躍してきた彼等の、また、一回限りのセッションとは違うレギュラー・バンドならではの、息の合った極上のジャズ・サウンドだ。
◆ゲイリー・バーツは65年にアート・ブレイキー・ジャズ・メッセンジャーズに参加、70年にはエレクトリック期のマイルス・デイヴィス・バンドに加入。その後も自己のバンドではエレクトリック・サウンドを取り入れたファンク、クラブ・ミュージックを演奏していたが、90年頃にはアコースティックなジャズに回帰。シーツ・オブ・サウンドのように吹きまくり、コルトレーン派アルト奏者と言われた。
◆76歳になったバーツの演奏は、音数は減るものの、ひとつひとつの音を丁寧に吹き、良い意味での枯れと貫録を感じる。また、パワフルで艶やかな音色が健在であるのは嬉しい。ラリー・ウィリスの小気味よいバッキングとシンプルに歌い上げるソロ。デイヴィッド・ウィリアムズの太い音色と強力なスウィング感。アル・フォスターの音楽を前へ進めるシンバル・レガートとバンド全体をプッシュするポリリズミックなスネア。どこを取っても極上!
◆選曲は、セロニアス・モンクやウェイン・ショーター、マイルス・デイヴィス等の、ミュージシャンズ・スタンダードから、ジャズ・スタンダード、メンバーのオリジナルまで様々。
1曲目、モンクの“Four in One”は、バーツとフォスターのデュオから始まり、Bメロからバンドが入るところは、ベタながらも、こうでなくちゃ!という興奮と安心感を同時に覚える。
◆2曲目“And He Called Himself a Messenger”は、モードとファンキーが同居した雰囲気が何ともバーツらしい。
ラテン調で軽快な5曲目“Aloysius”、悲しくも美しいバラードの6曲目“The Day You Said Goodbye”、かわいらしいワルツの8曲目“Keep the Master in Mind”など、オリジナルも魅力的なナンバーばかりだ。
◆モダン・ジャズの歴史を肌で体感してきた世代の、リアルな“ジャズ”を詰め込んだ全11曲!!どのテイクも聴き逃せない。