チェコの新生、イジー・ヴォディチカ
超絶技巧オンパレードの無伴奏作品集で本格ソロ・デビュー
- アーティスト:イジー・ヴォディチカ
- レーベル:SUPRAPHON
- 品番:SU-4175
- ジャンル: ジャンル クラシック 器楽曲
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- その他の製品情報:DDD
- 収録時間:61:12
チェコの新生、イジー・ヴォディチカ
超絶技巧オンパレードの無伴奏作品集で本格ソロ・デビュー
①パガニーニ:「うつろな心」による序奏と変奏曲 Op.38
②クライスラー:レスタチーヴォとスケルツォ・カプリス
③エルンスト:シューベルトの「魔王」による大奇想曲 Op.26
④イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.27
パガニーニ:24のカプリース Op.1より⑤第5番 イ短調、⑥第15番 ホ短調、⑦第24番 イ短調
⑧ロマン・ハース(1980-):パガニーニの主題による小変奏曲
⑨ J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
イジー・ヴォディチカ(ヴァイオリン/ 1779 年制作グァダニーニ)
録音:2014年2月10&11日、3月12&13日、4月1-3日/マルティーネク・スタジオ(プラハ)
★ 1988年生まれのチェコの新生、イジー・ヴォディチカが無伴奏ヴァイオリン作品集にて本格ソロ・デビュー致します!驚くほど完璧な技術と抜群の音程感、さらに男性的で雄弁な語り口が魅力的のヴォディチカは、幼少期よりプラハ・フィルハーモニア、プラハ交響楽団などと共演し注目されてきました。
指揮者イルジー・ビエロフラーヴェク、ヤクブ・フルシャはソリストとして高く評価し協奏曲での共演も多く数えます。さらにギドン・クレーメルはその才能を認め、クレーメル自ら創設したロッケンハウス音楽祭(2011年)に招き、その演奏は話題となりました。
★ヴォディチカの豊かな才能はとどまることを知らず、2012年に名門スメタナ三重奏団のヴァイオリニストに抜擢されました。1934年に創設された“チェコの至宝” と言われる同団の伝統ある響きを継承しつつ、新たな響きを作り出しています。2013年7月には新生スメタナ四重奏団で来日し、火花を散らした熱演は話題となりました。その後2013年9月、12月に収録されたショスタコーヴィチ、ラヴェルの作品集(SU 4145)では切れ味抜群の演奏を披露しました。
★ここに収録された無伴奏作品はバッハ、クライスラー、パガニーニ、エルンスト、イザイ、ハースと、実に多彩な内容です。中でも注目は超絶技巧曲の中でも、極めて難曲で知られるエルンストのシューベルトの魔王。原曲のピアノ・パートも限りなく再現しているため曲中のほぼ全てが重音で構成され、さらに高
度な技術が要求される左手によるピツィカートや弦をおさえながらのフラジョレットなど、ありとあらゆるヴァイオリンの技巧が散りばめられた無伴奏作品の最高傑作の一つに数えられます。あまりの難しさに名ヴァイオリニストでさえ演奏を避け、それゆえに名録音も少ないわけですが、ヴォディチカによる技巧はもちろん音楽的にも非常に充実した録音がリリースされるのは喜ばしい限りです。この他、アンコール・ピースとしても人気のクライスラーのレスタチーヴォとスケルツォ・カプリス、名曲イザイのバラード、話題のパガニーニのカプリース、「うつろな心」による序奏と変奏曲 Op.38、1980年生まれの作曲家ロマン・ハースによるパガニーニの主題による小変奏曲、そして無伴奏作品の最高峰、バッハのパルティータ第3 番とヴァイオリン・ファン狂喜の一枚と言えましょう。