★スプラフォン・レーベルが力を注いで録音を進めている現代チェコを代表する作曲家の一人ヴィクトル・カラビス(1923-2006)の作品集。前作のソナタ3篇(チェロ・ソナタ、クラリネット・ソナタ、ヴァイオリン・ソナタ)(SU 4210)に続いてピアノ作品全集が登場。前作のソナタ3篇同様、イヴォ・カハーネクがピアノをつとめます。
★カラビスは1945年から48年までプラハ音楽院でフロビルに、52年に音楽アカデミーでジートキー師事した作曲家で、新古典的様式の管弦楽、室内楽曲、ピアノ曲を残しました。ピアノ作品は3つのソナタと小品集をプラハ音楽院在学時より晩年まで作曲。色彩と音響に対する輝くばかりの感性に満ちたカラビスの作品は、強烈な表現と無駄のない楽想が特徴です。なお、カラビスの妻はチェンバロ奏者のズザナ・ルージチコヴァー(1927-2017)です。カラビスの作品に強い感銘を受けたカハーネクが思いを込めて演奏します。
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