★バロックから現代まで幅広いレパートリーを披露するシュターミッツ四重奏団。スプラフォン・レーベルよりフェルステルの弦楽四重奏曲集(SU 4050)、グバイドゥーリナの弦楽四重奏曲集(SU 4078)など意欲的な録音を続けております。当ディスクでは19世紀半ばから20世紀前半に活躍したチェコの作曲家、カレル・コヴァジョヴィツ(1862-1920)の3つの弦楽四重奏曲を収録。世界初録音です!
★コヴァジョヴィツはプラハ音楽院にて指揮、作曲、クラリネット、ピアノを学び、さらにスデニェク・フィビフから声楽と作曲の個人指導を受けました。指揮者として1896-98年までチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の初期のコンサートに出演し、1900年には国民劇場のオペラの監督に就任。国民劇場での仕事はチェコの音楽界に最も貢献し、同劇場ではドヴォルザークの歌劇『ルサルカ』の初演を含む数多くの演奏を行いました。作曲家としては指揮者になる前から名声を得ており、歌劇『花婿たち』やバレエ『ハシシュ』で成功を収めました。ここに収録された3つの弦楽四重奏曲は1870年代から90年代にかけて作曲されました。このうち第2番はドヴォルザークに献呈されております。コヴァジョヴィツらしい瑞々しい旋律が魅力的です。
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