★2015年7月27日に惜しまれつつ亡くなったチェコを代表するピアニスト、イヴァン・モラヴェツは2020年に生誕90周年、歿後5周年を迎えました。これを記念してチェコSUPRAPHONレーベルより初CD化の音源を含む11CD+DVDの集成がリリースされます。
★モラヴェツは1930年11月9日プラハ生まれ。プラハ音楽院にてエルナ・グリュンフェルトに、プラハ芸術アカデミーでイロナ・シュチェパーノヴァーに師事しました。1946年にプラハでデビューし演奏活動に入るも一時腕の故障で活動を中断。しかし、1962年のプラハの春音楽祭にて再起し、以後ソロとして20回以上出演しております。1959年にイギリスに、1964年にアメリカにてデビューし、活躍の場を広げ、1971年に初来日をはたしております。
★当ディスクは1960年代から2000年代までその半生の活躍を網羅したともいえる充実の内容が収められております。のびやかできらめくタッチが魅力のモラヴェツ。強靭なテクニックと独特の語り口で熱烈なファンを持った彼の演奏は、一期一会から生み出される奇跡の演奏と讃えられました。ここに聴く演奏は魂のこもったモラヴェツ独特の世界観が広がった芸術を堪能することができます。
★ボーナスDVDにはチェコのテレビ局のアーカイヴからドキュメンタリー「イヴァン・モラヴェツ」【字幕:英語】の他にベートーヴェン、モーツァルト、プロコフィエフ、ラヴェルの映像を収録。プロコフィエフとラヴェルは協奏曲をおさめた既発CD(KKC 6214 / SU 4245)【レコード芸術特選盤】の同一音源の映像です。その他、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番「熱情」やモーツァルトのピアノ協奏曲第25番など、モラヴェツの十八番レパートリーを映像でお楽しみいただけます。また、付属のブックレットには演奏当時の貴重な写真も掲載しております。
トレイラーはこちら→
https://www.youtube.com/watch?v=AMlE9xz9UeU VIDEO