★ベネヴィッツ・クァルテットは1998年にプラハ音楽院にて結成。ソフィア王妃音楽大学にてR.シュミットに師事。2004年にはチェコ・フィルハーモニーのチェコ室内楽協会賞を受賞。同年、ARDミュンヘン国際コンクールでは本選に進出、セオドア・ログラー財団奨学金とベーレンライター原典版賞を獲得。2005年に開かれた第5回大阪国際室内楽コンクール&フェスタに優勝。また、2008年にはイタリア、レッジョ・エミリアの第8回パオロ・ボルチアーニ国際クァルテットコンクールでも優勝しております。
★「1784年、あるウィーンの夕べ」と題したコンセプト・アルバム。モーツァルトの友人、アイルランドのテノール歌手マイケル・ケリー(1762~1826)が晩年に書いた「回想録」に「作曲家スティーヴン・ストーラスはカルテット・パーティを開いた。奏者は自分の演奏する楽器に秀でた者は一人もいなかったが、第1ヴァイオリンはハイドン、第2ヴァイオリンはディッタースドルフ男爵、チェロはヴァンハル、ヴィオラはモーツァルトが演奏した」との記述があり、そのパーティーに参加した4人の作品を演奏したのが当録音です。多民族国家ウィーンで出会った4人の作曲家が友情を分かち合った様をベネヴィッツ・クァルテットが再現しました。
★ベネヴィッツ・クァルテットはスプラフォン・レーベルより第2次世界大戦時に活躍したチェコ、スロバキアの作曲家に焦点を当てたアルバム(SU-4326)、ハイドンの弦楽四重奏曲第29・38・57番(SU-4326)をリリースしております。
トレイラーはこちら→
https://www.youtube.com/watch?v=mUPNKrI77Pw