ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調『合唱』Op.125

自身の70歳の誕生日に行われた古希記念公演。
ドイツ音楽の伝統を称えた、大きなスケールと威厳に満ちた『第九』!

  • アーティスト:ハンス・シュミット=イッセルシュテット
  • レーベル:ALTUS
  • 品番:TALT-024
  • ジャンル: ジャンル クラシック 交響曲
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD
  • その他の製品情報:国内プレス ステレオ
  • 付属品:日本語帯・解説・歌詞対訳付

TRACK LIST

ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調『合唱』Op.125



ヘレン・ドナート(ソプラノ)

ツヴェトカ・アーリン(アルト)

ヴェルナー・ホルヴェーク(テノール)

ハンス・ゾーティン(バリトン)

ヘルムート・フランツ(合唱指揮)

ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)

北ドイツ放送交響楽団、同合唱団

録音:1970年5月5日/ハンブルク(ライヴ、ステレオ録音)

★ターラ・レーベルの名盤を最新リマスタリングで復刻。1900年5月5日生まれのイッセルシュテットが、自らの70歳の誕生日に指揮した『第九』のライヴ録音です。

★オーケストラはイッセルシュテット自ら大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽団。彼は1945年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。その信頼関係が生む悠然とした演奏に注目です。

★記念すべき日の公演だけあって、オーケストラのメンバーの献身的な演奏が目に浮かぶような熱気が嬉しい演奏です。そしてイッセルシュテット御大の伝統を重んずる真摯な解釈も実に堂々たるもの。ウィーン・フィルとの録音とはまた違った、ドイツ本流のベートーヴェン。どっしりとしたテンポ設定による大きなスケールと威厳を備えた『第九』です。終楽章、「歓喜の主題」の提示で弦がたっぷりと音を保ち豊かに変奏される部分の心地よさは特筆に値します。合唱もイッセルシュテットのコントロール下で全体のバランスを乱すことなく大いに盛り上がり、至高のベートーヴェン演奏を祝福します。




≪ALTUSの「TAHRA復活シリーズ」について≫

「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992年に初のCDをリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。

そんなTAHRAの残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。

ここに聴ける音は貴重なTAHRAオリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。


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