ドレーゼケの巧みな構築性を感じさせる室内楽作品集
- アーティスト:フェリックス・ドレーゼケ
- レーベル:TYXART
- 品番:TXA-16077
- ジャンル: ジャンル クラシック 室内楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:73:36
ドレーゼケの巧みな構築性を感じさせる室内楽作品集
フェリックス・ドレーゼケ(1835-1913):
ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための五重奏曲 変ロ長調Op.48
ホルンとピアノのためのロマンス ヘ長調Op.32
ホルンとピアノのためのアダージョ イ短調Op.31
クラリネットとピアノのためのソナタ 変ロ長調Op.38
パスカル・モラゲス(クラリネット) エルヴェ・ジュラン(ホルン)
リサ・シャッツマン(ヴァイオリン) マリー・シレム(ヴィオラ)
ダヴィット・ピア(チェロ) オリヴァー・トレンドゥル(ピアノ)
録音:2015年6月レーゲンスブルク
★ブラームスと同時代に生まれたフェリックス・ドレーゼケ。ワイマールで<ローエングリン>を聴き、その音楽に魅了され、オペラ作曲家への道を志しました。リストにもその才能を認められ、新ドイツ楽派の熱心な支持者となります。しかし、これらの時期の作品で成功を収めることはできず、1862年に新天地を求めてスイスに移住します。教師として生計を立てるかたわら、交響曲や宗教曲などの作品を生み出しました。しかし、スイスでの生活も苦しくなり、1876年にドイツに戻り、若いころから徐々に低下していた聴力も失いかけていましたが、ドレスデン音楽院で教授の職を得て、晩年はドレスデンで過ごしました。スイス時代に変化した作曲技法は、習熟した対位法が反映され、室内楽作品は古典的形式で描かれています。本アルバムに収録されているホルン五重奏曲Op.48は、1888年に作曲。独特の複雑な構造をもつかたわら、華やかなさも併せ持つ、交響曲的な響きが魅力。この時期、室内楽作品において豊かな才能を発揮したドレーゼケは、難易度の高い管楽器ソロを含んだ洗練された数々の作品を残しています。