★知られざるドイツの作曲家、ヤコブ・フリードリヒ・クラインクネヒト(1722-1794)のフルートのためのトリオ・ソナタ集。当時は広く知られロンドンやパリにまで作品が普及していたというクラインクネヒト。バロックから古典への転換期にあり、その作風は伝統的な対位法やテレマン風の混合趣味、C.P.E.バッハを思わせる疾風怒濤感などさまざまな要素が渦巻いています。
★バロック音楽アンサンブル「ラ・カントナード」は、フランクフルト音楽大学の在学中に知り合ったメンバーによって結成されたアンサンブル。フランス語の「parler à la cantonade」(観客に向かって話す)から名前を取り、知られざる作品の紹介に力を注いでいます。