これぞ21世紀のオーケストラ。
熱血漢クリスチャン・ヤルヴィと巡る音楽旅行
- アーティスト:クリスチャン・ヤルヴィ
- レーベル:NAIVE
- 品番:V-5407
- ジャンル: ジャンル クラシック 管弦楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- その他の製品情報:DDD
- 収録時間:68:00
これぞ21世紀のオーケストラ。
熱血漢クリスチャン・ヤルヴィと巡る音楽旅行
クリスチャン・ヤルヴィ・サウンド・プロジェクト2 BALTIC SEA VOYAGE バルト海の旅
①ニールセン(デンマーク):「仮面舞踏会」序曲
②ステンハンマル(スウェーデン):カンタータ「歌」~間奏曲
③グリーグ(ノルウェー):「ペール・ギュント」~婚礼の場
④シベリウス(フィンランド):カレリア組曲~バラード
⑤ギャルゴタス(リトアニア):宇宙を無視することなかれ
⑥ペルト(エストニア):ベンジャミン・ブリテン追悼のカントゥス
⑦カルニンシュ(ラトヴィア):ロック交響曲~第1 楽章アレグレット
⑧キラール(ポーランド):オラヴァ
⑨ストラヴィンスキー(ロシア):「春の祭典」~いけにえの踊り
⑩ワーグナー/フリーヘル編(ドイツ):「神々の黄昏」~ブリュンヒルデの自己犠牲
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)バルト海ユース・フィル
録音:2010-2014年
★ヤルヴィ家の次男クリスチャンが、「バルカン・フィーバー」に次いでプロデュースした第2弾。前作がヨーロッパの南側だったのに対し、今回は北側で、ヤルヴィの故郷エストニアを含む気合いの入ったものとなっています。
★タイトルは「バルト海の旅」。バルト海を囲む国々は北欧、東欧、中欧と文化圏は異なりますが、共通する感性があり、それが19世紀から現在まで脈々と息づいていることを証明してくれます。このなかで異質に見えるワーグナーの「ニーベルングの指輪」は、北欧神話に基づいています。「ブリュンヒルデの自己犠牲」はその幕切れでジークフリートの亡骸を荼毘に付す炎に自ら飛び込むブリュンヒルデの劇的な場。それをオランダの作曲家ヘンク・デ・フリーヘルがオーケストラのみに編曲した版をヤルヴィと若いオーケストラが力演。ストラヴィンスキーの「春の祭典」から「いけにえの踊り」も迫力満点。BISにも録音のあるラトヴィアのイマンツ・カルニンシュの「ロック交響曲」は若い演奏者ならではの共感あふれるノリの良さですが、「春の祭典」も同じノリでびっくり。この曲がクラシックにおけるロックであったことを示唆してくれます。1986年生まれのリトアニアのギャルゴタスもロック調。ポランスキの「戦場のピアニスト」の音楽も担当したキラールの「オラヴァ」もミニマル風で、若々しいエネルギーが爽快。
★バルト海ユース・フィルは2008年結成。沿バルト海諸国10の国のメンバーから成り、ほとんどが20代という若々しい団体。