カルロ・モンツァ:オペラ・イン・ムジカ

音楽史上最初期の「弦楽四重奏曲」をビオンディが発見!
エウローパ・ガランテのメンバーとの共演で世界初録音!

  • アーティスト:ファビオ・ビオンディ、エウローパ・ガランテ
  • レーベル:NAIVE
  • 品番:V-7541
  • ジャンル: ジャンル クラシック 室内楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:CD

TRACK LIST

オペラ・イン・ムジカ

カルロ・モンツァ(1735-1801):弦楽四重奏曲集
・弦楽四重奏曲 ハ長調 「対照的なライヴァルの恋人たち(Gli amanti rivali)」
・弦楽四重奏曲 ニ長調 「オペラ・イン・ムジカ(opera in music)」
・弦楽四重奏曲 ヘ長調 「火山のマグマ(la fucina di vulcano)」
・弦楽四重奏曲 変ロ長調 「賭博者(il giuocatore)」
・弦楽四重奏曲 ロ短調 「夜のディヴェルティメント(divertimento notturno)」
・弦楽四重奏曲 変ホ長調「狩(la caccia)」

ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン)
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
ステファノ・マルコッキ(ヴィオラ)
アレッサンドロ・アンドリアーニ(チェロ)
録音:2019年7月26-28日、イタリア
★ビオンディの新録音は、弦楽四重奏曲集。音楽史上はじめて4つの弦楽器のために作曲されたとされる作品です!作曲したのは、今ではほとんど知られていないミラノ生まれの作曲家、カルロ・モンツァ(1735-1801)。モーツァルトが14歳でミラノに滞在したときにおそらく何等か接点があり、また、ストラヴィンスキーのプルチネルラのもとになった作品にはモンツァのものもあると考えられています。なぜビオンディがモンツァに着目したかというと、それはモーツァルトの研究がきっかけでした。モーツァルトは、14歳の時、イタリアの旅の中でミラノに滞在します。地元の音楽家や上流階級の人々に認められ、また紹介してもらうためにも、当地の有力な音楽家のもとを訪れ、またその作品を研究していたはず。当時のミラノで特に有力な音楽家だったのが、ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ、ジョヴァンニ・バッティスタ・ランプニャーニ、そしてカルロ・モンツァの3名でした。ただしモンツァがモーツァルトにとって実際にどのような存在だったかは(友好的だったか等)まだ定かではありません。ビオンディは、約10年前に、プライヴェート・コレクションの目録にこの作品があるのを発見、しかし見ることしか許されなかったそう。以降ずっと演奏してみたくて気になっていたそうですが、音楽学者の友人が近年、フランス国立図書館に1冊だけ所蔵されていたコピー譜を発見したのです。はたしてその作品は、交響曲のリダクションなどではなく、純粋に弦楽四重奏のために書かれたものでした。どちらかというとオペラのような作風で、決して単なる「古典派」弦楽四重奏にとどまらない魅力を放ちます。さらにこれらの作品は標題音楽となっており、1曲1曲の個性豊かな展開にも注目。演奏しているのは、ビオンディと、ビオンディ率いるエウローパ・ガランテのメンバーたち。ビオンディとオペラなどでもとことん協働しているだけあって、見事に息のあった演奏を展開しています!
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