ナポリのリコーダーコンチェルト

日本が世界に誇る名リコーダー奏者
本村睦幸によるナポリのリコーダーコンチェルト集!

  • アーティスト:本村睦幸、ジュゴンボーイズと仲間たち
  • レーベル:WAON RECORDS
  • 品番:WAONCD-370
  • ジャンル: ジャンル クラシック 音楽史/古楽
  • 価格:オープン価格
  • 形態:HQCD

TRACK LIST

ナポリのリコーダーコンチェルト

1. アレッサンドロ・スカルラッティ (1660–1725):ソナタ第7番 ニ長調 7’29”
Allegro / Adagio / Fuga / Largo / Allegro
2. ロバート・ヴァレンタイン (1674–1747):ソナタ第2番 変ロ長調 14’39”
Adagio / Allegro / Adagio / Allegro
3. ドメニコ・ナターレ・サッロ (1679–1744):コンチェルト ニ短調 8’05”
Amoroso / Adagio / Allegro
4. ジョヴァンニ・バッティスタ・メーレ (1704 –after 1752):ソナタ第15番 へ長調 11’18”
Andante / Allegro / Adagio / Allegro
5. ニコラ・フィオレンツァ (?–1764):コンチェルト イ短調 8’43”
Grave / Allegro / Grave / Allegro
6. フランチェスコ・バルベッラ (1692–1732):ソナタ第3番 ハ長調 10’07”
Amoroso / Allegro / Adagio / Allegro
7. フランチェスコ・マンチーニ (1672–1737):ソナタ第19番 ホ短調 9’20”
Allegrissimo / Larghetto / Fuga / Moderato / Allegro

本村睦幸(リコーダー)
ジュゴンボーイズと仲間たち(古楽アンサンブル)
〔中丸まどか、天野寿彦(ヴァイオリン)
佐藤亜紀子(バロックギター/テオルボ)
山本 徹(チェロ)
根本卓也(チェンバロ)〕

録音:2019年5月13日〜15日 品川区立五反田文化センター 音楽ホール

使用マイク(ステレオペア):DCアンプマイク(改良型金田式) Schoeps MK2H 無指向性カプセル装着
設計・製作:毛利忠晴(ピュアートレコーズ), 2013年作, 2018年改造型
セッティング:Pair microphones A-B stereo
プリアンプ:PT-MPP02 DCアンプマイク専用 非平衡−平衡変換アンプ及び高品位電源
設計・製作:毛利忠晴(ピュアートレコーズ), 2017年
レコーダー:TASCAM DA-3000
マスタークロック:Grimm Audio CC2
DSD to PCM converter:Weiss Saracon-DSD
★リコーダーの名手、本村睦幸が、オリジナル通りの指孔、運指、ピッチ(a’=405)で再現された斉藤文誉作の2本のリコーダーを用いて、近年、古楽の最もホットな領域、ナポリの18世紀音楽にその息吹を吹き込むアルバムです。7人の作曲家による7人7色の名曲を〈ジュゴンボーイズと仲間たち〉との共演による華やかで趣深い音楽をお楽しみください。ワオンレコード初となる室内楽アンサンブル規模のアルバム、カスタムメイドDCアンプマイクと5.6MHZ DSDによる高音質録音です。
★ナポリは、16世紀からいち早く音楽教育に特化した大規模な学校が存在したという点で稀有の都市。ここでは「ナポリ楽派」の祖ともいえるアレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725、実際にはシチリア島出身)、そしてナポリ出身のマンチーニ(1672-1737、A.スカルラッティ不在期間、宮廷楽長の座を担ったこともある人物)、サッロ(1679-1744、6歳の頃よりナポリの音楽院で学んだ)、メーレ(1704-1752以降没)、ナポリの音楽院で学んだ)、そしてフィオレンツァ(?-1764)、バルベッラ(1692-1732、マンチーニが院長を務めていた時期にナポリの音楽院で学んだ)、そしてヴァレンタイン(1674-1747、イギリス出身、その後ローマで活躍、ナポリでヘンデルのオラトリオの演奏に参加)という7人の作曲家による、生き生きとしたリズム、鮮やかな和声も美しい魅力的な作品が収められています。

Artist

1980年代のアムステルダムに学んだ日本の名手、本村睦幸は、アルバム〈無伴奏リコーダー600年の旅〉(WAONCD-140)で聴かれるように、中世から現代音楽までの幅広いレパートリーを持ち、その広い視野から「東京リコーダー音楽祭」をディレクターとして伝説的成功に導いたことでも注目を集める。近年は特に、盟友のリコーダー製作家、斉藤文誉が18世紀リコーダーの最新の調査に基きオリジナル通りのピッチや運指で作る楽器の数々を愛用し、それにふさわしいレパートリーを探求している。ワオンレコードからの5番目リリースとなる本アルバムもその成果が反映されたものである。 共演のジュゴンボーイズと仲間たちは、チェロの山本徹とチェンバロの根本卓也のユニット、ジュゴンボーイズを中心に、気心の知れたメンバーを集めて結成されたアンサンブルである。山本 徹は、バッハ国際コンクール他で入賞し、現在はバッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、オルケストル・アヴァン=ギャルド等でも活躍中のチェリストである。根本卓也は、東京藝大で指揮を、リヨンで通奏低音を学び、現在はオペラ指揮者、作曲家、チェンバロ奏者という多くの顔を持つ。バロックから現代に至るまで、特にオペラや劇場音楽に造詣が深い。中丸まどかは、東京藝大とブリュッセルで学び、現在はヒルデブラント・コンソートを始めベルギーの様々なオーケストラにコンサートミストレスとして参加するほか、ソリストとしても活躍している。天野寿彦も東京藝大で学び、日本の様々な古楽オーケストラに参加するほか、リラ・ダ・ブラッチョやヴィオロンチェロ・ダ・スパッラも手がけるなど多彩に活動している。佐藤亜紀子は、東京藝大のほか、ケルン、バーゼル、バルセロナで学び、通奏低音奏者として日本の様々な古楽アンサンブルと共演、またリュート独奏曲の演奏にも力をいれている奏者である。
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