エンヨット・シュナイダー(b.1950):METAMORPHOSEN
ドイツの巨匠、エンヨット・シュナイダー
現代風に増幅・変容された
モーツァルト、メンデルスゾーン、シューマン
- アーティスト:シンシャオ・リ
- レーベル:WERGO
- 品番:WER-5110
- ジャンル:
ジャンル
クラシック
現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
TRACK LIST
エンヨット・シュナイダー(b.1950):METAMORPHOSEN
1. 時の淵で~モーツァルトのレクイエム K.626についての考察
2. 「私は、私自身にとっても他人にとっても、永遠に謎でありつづけたい」(ルートヴィヒ2世の墓碑)
~イングリッシュ・ホルン、弦とファゴットのための協奏曲
3. 神はわがやぐら(オーケストラのための交響詩)
4. フロレスタンとオイゼビウス(オーケストラのためのロベルト・シューマン計画)
シンシャオ・リ(指揮)
クリストフ・ハルトマン(イングリッシュ・ホルン / 2)
ヨハンエス・シュトラッスル(イングリッシュ・ホルン / 1)、ゴットフリート・ポコーニー(ファゴット / 2)
ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団
録音:2013年10月
★エンヨット・シュナイダーは、1950年ドイツ生まれの作曲家。哲学の博士号も取得しています。8夜にわたるオペラ「Das Salome-Prinzip, Bahnwaerter Thiel, Fuerst Pueckler」をはじめ、非常に多作。宗教作品も彼の作品の中で重要な地位を占め、オラトリオ、オルガン協奏曲などを作曲しています。音楽書も出版しています。また、現代ドイツにおける映画音楽の第1人者として活躍。これまでに手掛けた映画作品は600ほど、1993年のドイツ映画「スターリングラード」などがあります。このCD「メタモルフォーゼン」は今後WERGOからリリースされる10のエンヨット・シュナイダー・シリーズの第1弾となります。
★シュナイダー作品の多くは、音楽史上よく知られた作品や、作曲家の作曲スタイルの傾向を引用し、それらを「変容」させることによって、伝統に対する新しい創造的な答えを示しています。文化的に積み重ねられたものとの対話であり、現存する形式やモデルに対しての主観的な注釈です。このCDの4つの作品も、歴史上のモデルに関連しています。1曲目はモーツァルトのレクイエム。有名な旋律の断片がいくつも聴かれる中、レクイエムの大きな主題である「死」を思わせる作品。ルートヴィヒ2世の没後125年に作曲された第2曲目は、ルートヴィヒ2世と非常に深い関わりのあるワーグナー作品のパロディ的作品。 3曲目の「神はわがやぐら」はメンデルスゾーンの交響曲「宗教改革」にも登場する、ルターが書いたコラール旋律ですが、それを増幅させることにより、非常に力強い作品に仕上がっています。最後の作品はシューマンの『ダヴィッド同盟』でもおなじみの、物静かなオイゼビウスと活発なフロレスタンからの。2人のキャラクターが、シューマン作品の様々な断片を取り入れながら描かれていきます。
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