フェルドマンファン必聴!
ランデルとケルン放送交響楽団&合唱団によるフェルドマン作品集。
静謐さ、つぶやくような音…
フェルドマンワールドを思い切り堪能できるアルバム
- アーティスト:ピーター・ランデル
- レーベル:WERGO
- 品番:WER-7325
- ジャンル: ジャンル クラシック 現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- その他の製品情報:DDD
- 収録時間:43:36
フェルドマンファン必聴!
ランデルとケルン放送交響楽団&合唱団によるフェルドマン作品集。
静謐さ、つぶやくような音…
フェルドマンワールドを思い切り堪能できるアルバム
モートン・フェルドマン(1926-1986):作品集
1. オーケストラ~オーケストラのための
2. エレメンタル・プロセデュアズ~ソプラノ、混声合唱とオーケストラのための
3. お定まりの研究~オーボエ、トランペット、ピアノ、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための
ピーター・ランデル(指揮)、ケルン放送交響楽団
②クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)、ケルン放送合唱団、ニコラウス・コック(合唱指揮)
セッション録音:① 2010年2月10日、②③ 2013年2月5&6日
★ジョン・ケージやアール・ブラウンらと並ぶアメリカ現代音楽の重要な担い手であったモートン・フェルドマン。図形楽譜の発案者として、またその静謐な音楽や、演奏時間が最大で6,7時間に及ぶような長大な作品で知られています。晩年に書かれた「~でもなく(Neither)」は彼の唯一のオペラ作品ですが、このディスクにはそのオペラ作曲に先立ち、前段階として書かれた3作品が収録されています。
★「オーケストラ」「エレメンタル・プロセデュアズ」「お定まりの研究」はどれも1976年の短期間のうちに書かれた作品群。当時フェルドマンはアイルランド出身の劇作家サミュエル・ベケットの作品を用いたオペラ作品を委嘱されていました。ベケットのテキストの使用や、ソロや合唱での声の用い方など、オペラを書くにあたっての実験の場でもあったこれらの作品は「ベケット三部作」と呼ばれています。音の扱い方などに後のオペラに通じる要素を見ることができ、彼の創作の軌跡を追うことができる作品群です。
★霧が立ち込めたような静寂、ぽつりぽつりとつぶやくような音数の少なさなど、フェルドマンの代名詞ともいえる空気感に溢れたこれらの曲、フェルドマンファンにはたまりません。現代音楽の演奏に定評があり、彼女のために多くの作品が書かれているソプラノ、バラインスキーの妖艶なヴォカリーズにも注目です。