SACDハイブリッド盤。
チェコの作曲家マルティン・スモルカの合唱作品集
SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブルの質の高い演奏で送る、
スモルカの透明感、立体感溢れる大作。
- アーティスト:SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル、マーカス・クリード
- レーベル:WERGO
- 品番:WER-7332
- ジャンル: ジャンル クラシック 現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:SACD Hybrid
- 収録時間:54:01
SACDハイブリッド盤。
チェコの作曲家マルティン・スモルカの合唱作品集
SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブルの質の高い演奏で送る、
スモルカの透明感、立体感溢れる大作。
マルティン・スモルカ(1959-):合唱作品集
1. ポエマ・デ・バルコネス 世界初録音
2. ウォールデン 星の雫の蒸留者
3. 塩と悲しみ 世界初録音
SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル、マーカス・クリード(指揮)
②マルティン・ホーマン(打楽器)
録音:①2009年3月17、18日、②③2008年2月19-21日
★SACDハイブリッド盤。チェコの作曲家、マルティン・スモルカの合唱作品集。5楽章からなり打楽器を伴う「ウォールデン 星の雫の蒸留者」は、「現代社会の暴力性」をテーマにした作品を委嘱された作曲者が、現代社会が損なっているものとしての「自然」をテーマに書いたもの。テキストに取られているのは、森の中で2年2か月に渡る自給自足の生活を送り環境保護運動の先駆者としても知られるヘンリー・デイヴィッド・ソローの著書「ウォールデン 森の生活」からの抜粋です。自然への賛歌の中に損なわれゆく自然の姿や暴力性が潜んでいるこの曲で、スモルカはあえてシンプルな長短音階や従来の拍節を用いて純粋な自然、人間の立ち返る場所を描いたとのこと。シンプルな中に紛れ込むひずみが現代社会の姿を写してしているようです。
★「ポエマ・デ・バルコネス」と「塩と悲しみ」はどちらも初録音。それぞれ14分、18分を超える大作です。「ポエマ・デ・バルコネス」ではスペインの詩人ガルシア・ロルカの詩から抜き出された3行〈海は浜辺で踊る/バルコニーの詩/水は轟く〉が、「塩と悲しみ」ではポーランドの詩人タデウシュ・ルジェヴィッチの愛と記憶についての詩が使われています。哀愁漂う透明感、飲み込まれるような声の渦…スモルカが生み出す独特な世界観に注目です。
★SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブルは高い実力や豊かな実績を持ち、現代音楽合唱シーンには欠かせない存在となっています。声が持つ表現力の幅広さに魅せられること間違いなしのディスクです。