ことばとして定着する前の何かを描いた作品
- アーティスト:マリアーノ・キアッキアリーニ、ケルンWDR交響楽団、他
- レーベル:WERGO
- 品番:WER-7379
- ジャンル: ジャンル クラシック 現代音楽
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
- 収録時間:59:22
ことばとして定着する前の何かを描いた作品
★音楽が何かの意味を持ち語りかけてくる、その前段階の響きに向き合った作品。管弦楽を用いた①でも、初めはブレスの音、そのうち楽器を叩く音、と時間をかけて「何かとして認知される前」を模索しています。音楽が聴く者の意識の中にスッと滑り込み、謎を残したまま消えていくような感覚が味わえます。とはいえバッハの名に基づく音程(B-A-C-H)を構成音として用い、カノンなどの厳格な書法も取り入れた作品であり、感覚のみで書いているのではないようです。非常に内省的でこわれやすい響きでありながら、強い主張を持った音楽で、音と静寂の間に張りつめた緊張感が微妙なニュアンスを物語っています。