★ジャズやロックといった様々なジャンルの音楽が発展するにつれて、打楽器の可能性はどんどん広がっていきました。それは現代音楽における打楽器のあり方にも影響を及ぼし続けています。ドイツの名打楽器奏者レオニー・クラインが今日の打楽器レパートリーの全盛ぶりをたっぷりと魅せつけてくれる、刺激的な打楽器名作集です。
★エトヴェシュの打楽器協奏曲『スピーキング・ドラム』は、クラインと作曲家が共同で制作したソロ・バージョンを収録。叩くだけでなく声も使って、技巧的な作品を熱気と共に奏でます。グロボカールの『地上の対話』では水槽の水に楽器をさらす実験的な奏法も。ほかにもテープと共演したり、いろいろな方法で楽器から音を出したりと、尽きないアイデアに彩られた楽曲が並んでいます。デュオ作品ではクラインの師でもある名手・中村功が登場。絶妙のアンサンブルにも注目です。
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https://www.youtube.com/watch?v=-Pm1RA3MlEg