女性ギタリスト率いるラージ・コンテンポラリー・アンサンブル
- アーティスト:VanBinsbergen Playstation
- レーベル:BUZZ
- 品番:ZZ-76125
- ジャンル: ジャンル ジャズ
- 価格:オープン価格
- 形態:CD
女性ギタリスト率いるラージ・コンテンポラリー・アンサンブル
VanBinsbergen Playstation / Tales Without Words
1.Night Sky (05:24)
2.Pagan Goddess1 (02:35)
3.Pagan Goddess2 (02:30)
4.Pagan Goddess3 (04:16)
5.Dreamlike1 (04:29)
6.Dreamlike2 (00:50)
7.Dreamlike3 (03:24)
8.Circles&Squares (02:29)
9.Point of No Return (02:29)
10.Sketches in Dark Blue1 (02:53)
11.Sketches in Dark Blue2 (03:01)
12.Sketches in Dark Blue3 (04:46)
13.Dance of the Mayfly (04:34)
14.Wake Up Call for a Lethargic Planet (04:36)
15.Lamento (05:25)
All music composed by Corrie van Binsbergen
メンバー:VanBinsbergen Playstation:Corrie van Binsbergen(g),Mete Erker(ts,b-cl), Miguel Boelens(ss,as),Morris Kliphuis(french horn&cornet),Joost Buis(tb&lap steel guitar),Albert van Veenendaal(p,prepared piano),Dion Nijland(b),Yonga Sun(ds)
◆VanBinsbergen Playstationはギタリスト・作曲家のCorrie van Binsbergen率いるラージ・コンテンポラリー・アンサンブル。文学、劇場、映画の為に作曲をしてきた彼女だが、今作も、有名なオランダの作家による物語と詩に基づいて作曲したという。全て新曲で、レコーディングは2日だけだったが、結束の強いバンドなので問題はなかったそうだ。
◆4本のホーンを巧みに使ったアンサンブル重視のサウンドだが、即興的要素もあり。クラシカルというわけでもなく、いわゆるコンテンポラリー・ジャズと言って想像するサウンドとも違う。また、音色や音使いなど、大胆で遊び心があり、何度もハッとさせられる。「ここ数年の間、私は多くの“literary concerts(文学コンサート)”のために音楽を作ってきました。」と語る、彼女ならではの作風だろう。
◆彼女の作曲はもちろんのこと、各メンバーのハイレベルな即興も聴きどころ。4、7曲目のアルトサックスのソロは、なんとも艶やかで浮遊感があり、美しい。5曲目は最低限の決め事はあるようだが、全体的にフリー・インプロのような雰囲気で、自由な音の会話が飛び交う。9曲目では彼女の、ギタリストとしての実力も聴ける。疾走感のある曲に乗せてのソロは、内容はもちろん、面白いエフェクトで個性が光る。
◆いくつかの小編成バンドを持つ彼女の“オールスター・バンド”とも言うべき“VanBi nsbergen Playstation”による今作は、彼女の多彩な音楽経験が詰まった作品となった。